出版社内容情報
今まで一度も事故やトラブルが起こったことのないマンション『ベルドゥムール板橋』。
駅まで徒歩7分、家賃もリーゾナブルで、住人たちもみんな幸せそうに見えるけれど……。
不倫、モラハラ、虐待!? こんなマンション、絶対に住みたくない!
けれどもなぜか共感してしまう、驚きに満ちたホラーサスペンス。
あなたの隣の部屋でも、事件が起きているかもしれません。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
279
染井 為人、3作目です。本書は、事故マンション厭ミステリノワールでした。初期の桐野 夏生を思わせるようなティスト、結末も想定外で楽しめました。しかし優秀な弁護士事務所の経営者やエリート銀行員が、板橋の築30年の賃貸マンションには住んでいない気がします(笑) https://www.gentosha.co.jp/s/glass-mansion/2026/08/29
はにこ
184
不倫を隠されていた女、DVを受ける女、モラハラ夫の妻。それぞれが抱える問題。被害者が悪いから同情はしないけど、殺すまでの憎しみってすごいな。何だかんだ言って捕まるなって思いながら読んでしまった。そして何より怖いのが家主。消えた店子は結局どうしたの?怖いんだけどw警察の男、結局活躍しなかったな。必要だったのか、この人。2026/07/05
hiace9000
162
「女殺し」の犯人は、9割が「男」なのだとか。巷に蔓延るパワハラ、モラハラ、クズ男…虐げられし女たちが出会ったとき(”不謹慎”覚悟で言い切るならば)〈痛快〉なる復讐の犯罪劇が硝子のマンションで幕を開ける。抜群のリーダビリティで最後までぐいぐい読ませる衝撃の染井ノワールサスペンス。読者は犯罪者と同化して怯え、不安に苛まれ、追い詰められながらもエンタメとして楽しんでいる―この背徳の愉悦。陰の立役者の怪しさは、躊躇することなく存分に伏線で敷き詰めきっちり配置。さすが染井さん、やらかし方をよーくご存じなのである。2026/07/16
いつでも母さん
145
はぁ~!中牟田オーナーグッジョブだわ(そこ?)それが読後の率直な思いだ。奈落のサスペンスとあるから、ちょっと構えて読み始めたら··もう3人の女性達の相手にイラついて(汗)だけど杜撰過ぎるから、どこかでバレるよねってハラハラしちゃった。思えばあれこれ引っかかる伏線も、回収しちゃうラストに笑うしかなくて染井さんにまんまと読まされた感じだった。2026/07/16
タイ子
108
これってある意味ホラーだよね。でも、その怖さ加減が読む側には時に喜劇となって映る。どこにでもあるマンション、管理人はオーナー兼任。このマンションの階ごとに住む3人の女性。保育士で遠距離恋愛の彼氏がいて同居も考えている女性。2人の子供を育てながら只今妊娠中の女性。自己中の夫が勝手に姑との同居を決めていた。結婚当初から嫁姑の仲は険悪な女性。男たちの許されない身勝手さが女たちの殺意に火をつけた。さて、どう始末する?あまりにも大胆な行動にあきれるやら、可笑しいやら。着地点はどこ?と思いきや…いやぁ、そこでしたか。2026/08/16




