肌馬の系譜

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肌馬の系譜

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344041912
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

元始、男性は種馬であった。
そして、女性は、
その相手をする肌馬であった。

声高に叫ばれるモラルや常識の陰で、
ひっそりと漂う“現代の吐息”を描き出す、至芸の作品集。


「あたしは、肌馬そのものだったねえ」。自らを繁殖牝馬になぞらえた呟きをきっかけにこぼれ出す、母娘三代の密やかな本音を綴った表題作「肌馬の系譜」。

数々の言葉を禁句にし、男女のベッドの中にまで持ちこまれるPC(ポリティカル・コレクトネス)に女流作家・山川英々が憤慨する「F××K PC」。

歌舞伎町に流れ着いたホストと立ちんぼ、身元不明の匿名カップルの破滅的な青春を描いた「ジョン&ジェーン」。


……など、バラエティに富んだ珠玉の13篇を収録!!
現代最高峰の短篇小説の名手が贈る、超贅沢傑作作品集!!

内容説明

「あたしは、肌馬そのものだったねえ」。自らを繁殖牝馬になぞらえた呟きをきっかけにこぼれ出す、母娘三代の密やかな本音を綴った表題作「肌馬の系譜」。数々の言葉を禁句にし、男女のベッドの中にまで持ちこまれるPC(ポリティカル・コレクトネス)に女流作家・山川英々が憤慨する「F××K PC」。歌舞伎町に流れ着いたホストと立ちんぼ、身元不明匿名カップルの破滅的な青春「ジョン&ジェーン」など、…バラエティに富んだ十三篇を収録!!

著者等紹介

山田詠美[ヤマダエイミ]
1959年、東京都生まれ。85年「ベッドタイムアイズ」で第22回文藝賞を受賞しデビュー。16年「生鮮てるてる坊主」で第42回川端康成文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

180
山田 詠美は、新作中心に読んでいる作家です。本書は、エロスとバラエティに富んだ短編集、オススメは、『わいせつなおねえさまたちへ』&『陰茎天国』&表題作『肌馬の系譜』です。 本書で肌馬の意味を知りました。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000832.000007254.html 【読メエロ部】2023/12/12

花ママ

65
図書館新刊コーナーにて。久しぶりの山田さんでした。「元始、男性は種馬であった。そして、女性は、その相手をする肌馬であった。」というフレーズに惹かれました。13編の短編とあとがき。エロさもグロさも山田さんらしかった。あとがきも、すごく腑に落ちた。2023/12/01

さぜん

62
久しぶりの山田詠美作品。「ザ・山田詠美」で心地よい読後感を味わう。恋愛小説にもPC(ポリティカル・コレクトネス)が持ち込まれる。しかし、文学には差別される側、する側の両方を描く義務があり、「差別を描くことと差別主義者であることは、全然違う」と作者は言う。表現の自由といううけれど、言葉の規制、すなわち思想の規制が少なからず存在する。男女の複雑な心情を作者の芳醇な言葉で綴られる作品だけでなく、下品でもそのように表現することがベストな言葉の選択をする詠美節が読者を魅了するのだ。 2024/01/16

うわじまお

43
久しぶりの著者作。ポリティカルコレクトネス(PC=政治的妥当性)に注意しながら、昨今の作家は物語を書いているそうな。そこへ挑戦するかのようなエイミーの短編集。小説のようでもあり、自己エッセイのようでもあり、エロスの古今東西を感じながら楽しく読了。ほっとできる「栞」部分もよき。江戸川乱歩へのオマージュ『わいせつなおねえさまたちへ』、おそらく自身の家族のお話『時には父母のない子のように』がよかったなと。あと、「あとがき」もGOODでした。2024/02/21

けいこ

39
世の中のポリコレ思想にうんざり、特に創作する側にとって不自由極まりないという、山田さん自身のものだろう想いを代弁し、思いっきり差別用語を叫ぶ登場人物。差別を描く事と差別主義は違うというのが印象的。相変わらずぶっ飛んだ発想、物言いが小気味よく、いやらしさは感じない。エロ系主張、哀愁漂うもの、山田さんのエッセイ、一見くだらないもの、バラエティに富んでいてあっという間に読了。山田詠美さん、合わない人はとことん合わないけれど私は好き。作品の中にいつも周りの人への愛がある。面白かった。 2024/05/13

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