出版社内容情報
彼女の一つのツイートが私の人生を変えた……この裁判は私の存在証明だった。深い孤独と幸福への諦観を抱え、強大な影響力を持つ相手に独りのサラリーマンが立ち向かった、闘争の日々国際政治学者としてメディアで活躍し、強大な影響力を持つ三浦瑠麗。彼女がある日、ネットの海に放った一言が、一人の男の人生を変えた。男の名は西脇享輔。テレビ朝日で法務部員として働くサラリーマンだ。彼女のツイートは、西脇が大切にしていた私生活を侵し、深い絶望に突き落とした。テレ朝の看板番組「朝生!」の準レギュラーともいうべき存在と闘うべきか。それとも静かに耐えるべきか……。葛藤の末にいばらの道を選んだ西脇は、自ら法廷に立ち、自分を弁護した。心は擦り切れ、現世での幸せは諦めた。それでも自らの存在証明のために闘い続けた。ワンルームの自室で綴った裁判資料は1000枚以上。孤独な闘いは1345日に及んだ。勝利を掴むまでの闘争の日々を綴った、魂の裁判記録。
内容説明
彼女の心ないツイートが私の人生を変えた…。絶大な影響力を持つスターに独りのサラリーマンが立ち向かった。現世での幸せは諦めている―「この裁判は私の存在証明だった」
目次
序章 一枚の写真
第1章 はじまり(暴露;週刊ポストのスクープ ほか)
第2章 闘いへの日々(逡巡;二十四年前の記憶 ほか)
第3章 第一審(闘いのはじまり;三浦さんの住所がわからない ほか)
第4章 控訴審(「わたしの主張を大筋で認めていただいた」;空っぽの日々 ほか)
第5章 最高裁へ(3.2%;上告審を待ちながら ほか)
著者等紹介
西脇亨輔[ニシワキキョウスケ]
株式会社テレビ朝日総務局法務部員。弁護士。1970年千葉県生まれ。東京大学法学部在学中に司法試験に合格し司法修習(第47期)を修了した後、1995年、アナウンサーとしてテレビ朝日へ入社。「ニュースステーション」レポーター、「やじうまプラス」等の番組を担当して12年半アナウンサーを務めた後、2007年、同社法務部へ異動した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。