吹上奇譚〈第3話〉ざしきわらし

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吹上奇譚〈第3話〉ざしきわらし

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  • サイズ 46判/ページ数 184p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344036987
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

生きていてほしい。それだけでいい。
人智を超えた世界の理がしみじみと胸をうつ、大好評の傑作哲学ホラー。


吹上町に夏が来て、引きこもりの美鈴がミミのもとを訪れた。
「部屋の中に子どもの霊がいるんだ。いつも夜になると出てくる」
生も死も、過去も未来も溶け合う吹上町に、新たな風が巻き起こるーー。


吹上町の住人紹介
ミミ 夢見と屍人使いの才能を持つ。双子の姉
こだち 怪力の人気服飾デザイナー。双子の妹
墓守くん 町の墓守兼フラワーアーティスト
美鈴 墓守くんの彼女。腕利きの霊媒師
まなび ミミとこだちの母。異世界人

この町には「少し違う」形の人がたまに混じっている。

内容説明

吹上町の夏が終わり、引きこもりの美鈴がミミのもとを訪れた。「部屋の中に子どもの霊がいるんだ。いつも夜になると出てくる」生も死も、過去も未来も溶け合う吹上町に、新たな風が巻き起こる―人智を超えた世界の理がしみじみと胸をうつ、大好評哲学ホラー。

著者等紹介

吉本ばなな[ヨシモトバナナ]
1964年東京都生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年『キッチン』で第6回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞、95年『アムリタ』で第5回紫式部文学賞、2000年『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞を受賞。著作は30か国以上で翻訳出版されており、海外での受賞も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

208
吉本ばななは、新作中心に読んでいる作家です。吹上奇譚、1年ぶりの第三話です。摩訶不思議な世界観は変わらず、今回は座敷童登場でした。本作は全五話+スピンオフという壮大な構想のようですが、著者曰く「シリーズ最大級のへなちょこさ」の第四話「ミモザ」が楽しみです。2020/11/17

いこ

105
吉本ばななさんは、どんどん宇宙的になる。というか、既に別の次元(別世界?)に行ってしまっている。このシリーズは「哲学ホラー」と称され、ばななさん曰く「わかる人、必要な人には必ず役に立つ」。つまり、わからない人、必要ない人にはわからなくてもいい、というスタンスで書かれている。読む人を選ぶというか、好き嫌いが非常に分かれる本であると思う。現実に起きた出来事を夢で見る能力を持つ主人公ミミ。このミミと、吹上という架空の町でのちょっと変わった人たちとの交流を描く。私は、とても好き。自分に必要な本か試したい方は是非!2020/11/04

MI

97
引きこもりの美鈴に子どもの霊が取り憑いた。家の中で、明らかに音がする。除霊師の勘が今回は働かない。  「エレメンタル」ギリシャの神秘家が語ってる概念で、人がモノに対して特殊な思い入れを強くもつとそのものに魂が宿り、命のようなものを持つようになる。美鈴がつくったエレメンタル。人は残酷な経験をすると自分を救うために空想を創る。  「世界は広い。今いるところが異常であって、世界はそうでないことの方が多い。そこを目指していきなさい、計画しなさい」美鈴のおばあちゃんがいった一言が印象的だった。2022/12/08

mayu

71
第三話。屍人が歩き、異世界人が混じっている不思議な町、吹上町。ここでは、生と死の境目が曖昧で、方法は違えど目に見えないものとの交流ができる人々がいる。虹の家に住む妹の名前を知ったミミは新たなとこれはへ踏み出すのか。死に少し近づいて気づきを得たミミはこれからどうするのか。美鈴のもとにいるざしきわらしも、今は静かにただそこにいるが、今後動きがあるのか。辛い状況をくぐり抜けて、それでも生きているということ。生きていくということ。第五話まであるようなので、先の展開を待ちたい。2020/11/23

よこたん

55
“人と話すって、わるくないですね。自分たちのしていた仕事の良さが今、初めてほんとうにわかりました。人というものは、人に聞いてもらうことで、自分を見つけるんですね。” 伝えたかったこと、言いたかったお礼、そしてお別れの挨拶。でもそれは現実世界ではなく、夢の中でのやり取り。屋上の柵の脆さと同様に、あちらとこちらとは背中合わせで、すぐそこに死は待ち構えているのかもしれない。生きる、ということは、ままならないこともあるけれど、生きたい、と願う気持ちは、ぐらぐらした足元を、必死で踏みしめているのだなあと思う。2020/12/07

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