森瑤子の帽子

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  • サイズ B6判/ページ数 383p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344034341
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

1978年、一人の主婦が「情事」を書いて、三十八歳で作家になった。妻であり、三人の娘の母であること以外に何者でもない自分に苛立ち、充足できないでいた伊藤雅代にとって、森瑤子という自身で名付けた名前と自分で手にした収入は、どれほどの解放感をもたらし、自尊心を回復させたことだろう。名声と経済力は、魔法の杖のように彼女の人生を生き生きとしたきらびやかなものへ変えていった。そうして、母娘の葛藤、主婦の自立、セクシュアリティといった「女のテーマ」を誰よりも早く日本で小説にしたのであるーー 
                                                                                   『安井かずみがいた時代』の著者が、五木寛之、大宅映子、北方謙三、近藤正臣、山田詠美ほか数多の証言から、成功を手にした女の煌めきと孤独、そして彼女が駆け抜けた日本のバブル時代を照射する渾身のノンフィクション。

内容説明

よき妻、よき母、よき主婦像に縛られながらもスノッブな女として生きた作家・森瑤子。彼女は果たして何のために書き続けたのか。五木寛之、大宅映子、北方謙三、近藤正臣、山田詠美ほか数多の証言から、成功を手にした女の煌めきと孤独、そして森瑤子が駆け抜けた日本のバブル時代を照射する渾身のノンフィクション。

目次

グラマラスな小説家
伊藤家の長女
六〇年代の青春
母と娘1 長女の場合
二人のヨーコ
バブルとブーム
母と娘2 次女の場合
インナー・トリップ
社交の華
ミセス・ブラッキン
時分の花
運命の男
母と娘3 三女の場合
ハンサム・ウーマン
「情事」誕生

著者等紹介

島〓今日子[シマザキキョウコ]
1954年11月、京都市生まれ。ジャーナリスト。ジェンダーをテーマに幅広い分野で執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

475
かつてその作品の内容だけでなく、多くの読者にそのライフスタイルまで真似したいと思わせた初めての作家、それが森瑤子さんだった。そしてこの一冊には、わたしが読みたかった彼女の矜持、意地、哀しさや寂しさまでもすべて詰まっていた。彼女と親しかった人たちの回想から、その人となりを構築したこちら。あまりにも短い一生だったが、改めて彼女は人生を生き切って、フルスロットルで駆け抜けたのだなと思う。2019/09/14

fwhd8325

83
過去の記録も確認しましたが、私は、森瑤子さんの著作は読んでいないようです。それでも、森瑤子さんの名前はとても印象に残っています。安直な表現ですが、時代と寝た作家と言うことなのでしょう。森瑤子さんよりも。著者島崎今日子さんが、どのように描くのかが、関心の第一でした。安井かずみさんの時もそうでしたが、この時代の寵児を赤裸々にそして硬軟ともバランスよく描いていると感じます。のこうな時代に生きた作家としてだけでなく、まさしく時代が作った女性の壮絶な人生だったと思います。2020/08/14

Kei

74
帯にあるように、母娘の葛藤、夫との確執、主婦の自立、セクシュアリティといった女のテーマを、誰よりも早く日本で小説にした。そして、そして、スノッブ!今のように情報がなく、自分で書店の棚から1冊を選びだしお金を払って読む。そして、出会える本。森瑤子の情事も、私にとって、そんな1冊。溢れる才能とパワフルな生き方の、裏の、コンプレックスと優しく弱い精神力。生き急いだともバブルに消えたとも思わない。すごくすごく素敵だったよ、と言ってあげたい。たまらなくせつなくて、胸が苦しくなって、読み終えました。2019/04/29

どんぐり

69
バブル崩壊の2年後、胃がんにより52歳で逝去した作家の評伝。著作は生涯で100冊を超えるも、令和の時代に昭和の残滓とともに忘れられ、その名前を思い起こす人はそう多くないだろう。「バブルの生んだ徒花」――そんな生活を送り、流行作家になった後をたどるが、実像はあまりにも痛々しい。これまで森瑤子の本は一冊も読んだことはないし、評伝を読み終えて読んでみようと思うような興味が湧き立たないのは、この作家の魅力を伝えきれていないのか、その辺はよくわからない。2019/12/10

ぶんこ

62
森瑤子さんの本はお気に入りではないのですが、その生き様には興味があり、ご本人、娘さんなどの書かれた本を読んできました。特にアイヴァンさんの夫、父としての存在が煙たかったのですが、そのきっかけとなった本を書いたマリアさんが、「当時は怒りに任せて過激なことを書いたが、今は父と仲良し」というのをこの本で読んでホッとしました。以前読んだ数冊の本からはうかがいしれなかった、森さんの素顔を知ることができました。安井かずみさんの本も読んだので、おしゃれでゴージャスな女性たちの悲哀というものが印象に残りました。2020/06/21

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