出版社内容情報
童話絵本
2016年で生誕120年を迎える宮沢賢治。その前年にあたる2015年からはブームの再燃が期待される。
賢治作品の中でも極めて異色の幻想的作品「やまなし」は、文体の平易さから児童向け絵本でも多く採り上げられ、
シェア50%を誇る光村図書の小学六年国語教科書でも長年採用されている定番教材である。宮沢賢治のこの作品の、絵本としての決定版を目指して、画家には岩手出身で賢治の世界に深い造詣をもって描き続ける田原田鶴子さんを起用。解説には、「やまなし」の名人授業で名高い野口芳宏氏を起用。学習の面からも、この優れた作品の魅力を深く掘り下げ、教師や保護者にとっての指導にも役立つ絵本に仕上げたい。
【編集担当からのおすすめ情報】
・物語にしっかり根ざした絵本~五月と十二月という二つの場面の季節感や自 然の風景を克明に描写している。
・これまでの絵本では明瞭でなかった「月夜」の光をしっかりと描写している。
・最高の国語教師の視点から、内容を解説しているので、読み聞かせの際の要 点がしっかりとつかめる。
・美しいイラスト付きの用語解説も魅力。
著者等紹介
宮沢賢治[ミヤザワケンジ]
1896年岩手県花巻市に生まれる。盛岡高等農林学校農芸化学科卒業。十代の頃、短歌から創作活動を開始。その後、農業の研究と指導に当たりながら詩、童話、絵画、音楽など幅広い分野へ活動を広げ、1924年、詩集『春と修羅』と童話集『注文の多い料理店』を自費出版。音楽、科学、哲学を融合するその作風は、日本文学史上において異彩を放つ。1933年に三七歳で病没
田原田鶴子[タハラタズコ]
岩手県盛岡市に生まれる。岩手大学教育学部甲一類美術科卒業。美術関係出版社に勤務後、挿絵、イラストの仕事を重ねる。現在では特に宮沢賢治の童話世界に絞って油彩画の制作に励み、宮沢賢治イーハトーヴ館など各地で個展を開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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