内容説明
日本人の心の原点、人生の道しるべとなる三十一文字とは?厳選78首を味わう。
目次
第1章 人間関係をよくする(よき友人の助けなくして、人は育たない;苦手な相手こそ懐に飛び込もう ほか)
第2章 満足のいく人生を送る(借りではなく、貸しをつくる人生を目指す;耐えるとは、とことんまで我慢すること ほか)
第3章 災いを幸せの種にする(不幸を、不幸のままで終わらせない;悲しんで暮らすのも、楽しんで暮らすのも同じ一生 ほか)
第4章 心の器を大きくする(人から受けた恩は忘れない;しゃべり足りないくらいで、ちょうどいい ほか)
著者等紹介
岡本彰夫[オカモトアキオ]
1954(昭和29)年奈良県生まれ。1977(昭和52)年國學院大學文学部神道科卒業後、春日大社に奉職。ことに祭儀の旧儀復興に尽力した。式年造替においては、明治維新期に失われた儀式を1995(平成7)年の第59次式年造替でほぼ完全な形に復興させた。2001(平成13)年より2015(平成27)年まで春日大社権宮司。同年退任。1993(平成5)年より2007(平成19)年まで、国立奈良女子大学文学部非常勤講師。1998(平成10)年より2004(平成16)年まで、帝塚山大学非常勤講師。2015(平成27)年より、東京で人材育成を目指す誇り塾を立ち上げ、定期的に勉強会を開催している。奈良県立大学客員教授。誇り塾塾頭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紫羊
35
読友さんからのお勧め本です。私が子どもの頃はまだ、道歌を生きる上での教訓として周りの大人から教えられる機会がありました。より良く生きてほしいという思いで導いてくれた人たちの顔を思い出しながら読みました。2018/07/15
かわかみ
4
例えば「我という心の鬼がつのりなば何とて福は内に入るべき」など、道徳や訓戒を短歌に詠んだものを道歌というが、仏教や心学に由来する内容が多いらしい。本書の著者は神主さんだが、78の歌を紹介して易しい言葉で解説している。2023/10/14
GX
4
一番気入ったのは、”はじめに”、で引用されていた、”欲深き 人の心と 降る雪は 積もるにつれて 道を忘るる”でした。というような言葉も、すぐに忘れてしまうのですけど2018/05/26
えっちゃん
4
さだまさしさんの紹介があり読みました。道歌と言う呼び方も知らなかったのですが、31文字の和歌の中に、人生の糧となるような歌があります。私でも聞いたことがある和歌もありました。 この中から少しずつでも覚えて、子供や孫に伝えてあげればと思います。2018/04/19