出版社内容情報
「ツバキ文具店」は、今日も大繁盛です。バーバラ夫人も、QPちゃんも、守景さんも、みんな元気です。みなさんのご来店をお待ちいたしております。-店主・鳩子
鎌倉の文具店を舞台にしたベストセラー『ツバキ文具店』の続編。
内容説明
ツバキ文具店は、今日も大繁盛です。夫からの詫び状、憧れの文豪からの葉書、大切な人への最後の手紙…。伝えたい思い、聞きたかった言葉、承ります。『ツバキ文具店』待望の続編。
著者等紹介
小川糸[オガワイト]
作家。デビュー作『食堂かたつむり』が、大ベストセラーとなる。同書は、2011年にイタリアのバンカレッラ賞、2013年にフランスのウジェニー・ブラジエ小説賞を受賞。『ツバキ文具店』は、2017年本屋大賞4位を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
1247
小川 糸は、新作中心に読んでいる作家です。ツバキ文具店の続編、期待して読みました。まずタイトルを単純に『ツバキ文具店2』としなかったところから好いです。ツバキ文具店オールスターズに合わせて、魅力的な新キャラも複数登場します。紙飛行機の結婚の挨拶、素敵過ぎます。家族の暖かさを実感させる物語、鎌倉の海の水面の小々波のごとく輝いていました。更なる続編も期待しています。2017/11/25
ウッディ
1020
鎌倉で代書屋を営む鳩子の四季を描いた「ツバキ文具店」の続編。予想通り、QPちゃんとそのパパと新しい生活を始めていた鳩子の周りの景色はキラキラしていました。目の不自由な少年から母への感謝の言葉、憧れの文豪からの手紙など、手紙を出す人、受け取る人の気持ちに寄り添ったメッセージに心が熱くなるとともに、鳩子が美雪さんに送ったボトルレターには、思わず涙が‥。いつか、鎌倉で暮らしてみたいという想いを強くしました。心がささくれ立った時、この世界に浸れるように、シリーズ化してほしい素敵な物語でした。とても面白かったです。2018/05/20
抹茶モナカ
966
『ツバキ文具店』の続編。小説よりNHKのドラマの方が印象に残ってしまっていたので、NHKのドラマの続編のような気分で読んだ。タイトルが醸し出す男子禁制感は、キラキラ共和国が何を指すのか、それがわかると尚更強まる。やはり、女性をターゲットに執筆されているのだろうけれど、中年男性の僕でも通読できて、作りはしっかりしていた印象。ただ、ほっこりしたい時に読むべき小説で、主人公に起こる心理の動きなんかは、ひねりがなくて、俗っぽくもある。2017/11/21
うっちー
809
まだまだ続きます2017/11/13
bunmei
746
『ツバキ文具店』の第2弾。ミツロウさんと結婚し、連れ子のQPちゃんの母となったポッポちゃん。新たな家族と共に今まで味わったことがなかった穏やかな幸せ・日常の当たり前の幸せをかみしめていくお話。先代の意思を引き継ぎ、代書屋を務めるポッポちゃんの所には日々、様々な人達から代書の依頼が舞い込む中、最後はポッポちゃんからミツロウさんの前妻へ宛てた手紙をしたためます。この手紙を読む時には、感動で目頭が熱くなりました。私的には、心が温かさで包まれる『ポカポカ共和国』がピッタリな題名かな、と思える一冊です。 2018/03/12