ディレクターズ・カット

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344031678
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

報道ワイド番組の人気コーナー「明日なき暴走」で紹介される、若者たちの繰り返す無軌道、無分別な行動が、じつは下請け制作会社の有能な突撃ディレクター仕込みのやらせだった。やらせディレクターはさらなる視聴率アップを狙い加速度的暴走を開始。職務停止に追い込まれながらも、警察の裏をかいて連続殺人鬼とコンタントをとり、しかもそれを映像に収めたいディレクターの思惑どおり、殺人鬼は生中継の現場に現れるのか!?ラスト大大大どんでん返しの真実と、テレビ人間の業に、読者は慄然とし言葉を失う!

著者等紹介

歌野晶午[ウタノショウゴ]
1988年『長い家の殺人』でデビュー。2003年発表の『葉桜の季節に君を想うということ』が「このミステリーがすごい!」「本格ミステリ・ベスト10」の各1位に選ばれ、第57回日本推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞を受賞する。2010年『密室殺人ゲーム2.0』で2度目の本格ミステリ大賞を受賞(第10回)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

476
初期の作品では読んでて恥ずかしくなるくらい人物の台詞回しが下手だったりしたのに、最近では飄々としたクズい人間の描き方が堂に入ってきたなと感慨深い。結構歳いってるはずなのに、若者言葉なんかが割とリアルだと思えるのは作者の”人間”が出ているのだろうか。この作者”らしい”仕掛けの物語で、実はかなり救いのない内容だが、誰も悩まないし反省や後悔もしない。そういう余分な感情の書き込みが無い事でトリックを効果的に見せているのはある意味本格ミステリ的ではあるが、もうそういう枠で語られる作家ではなくなったなと改めて感じた。2017/09/18

starbro

261
歌野晶午、短編は読んだことがありましたが、長編は初めてです。Twitter、動画、今時の旬のミステリ、300P超一気読みしました。現実にもこれに近いことが行われているような気がするので、エンタメながら怖さを感じる作品でした。2017/11/04

のり

166
確かにTV業界も大変な時代になったと思う。ネットに繋げばいつでもリアルタイムで情報が得られる。ガセもあるけど。(^o^)TV離れが叫ばれる昨今。TVに関わる人にとっては、面白い訳がない。視聴率アップの為にヤラセ行為でネタを作り上げ放送するディレクター。しかも若者の傍若無人な行為。日々の生活に鬱憤がたまり、爆発寸前の美容師も現場を目撃し別の事件と交錯していく…報道の自由と倫理はかけ離れてはいけない。2018/04/03

いつでも母さん

164
以前、やらせが問題になったことは覚えている。が、この作品は今もそうであるかのように思わせられるから怖いし、登場人物すべてに嫌悪感ばかりで、読後感はかなり悪い。しかし、そこがこの作品の狙いなのかもしれない。やっぱりTVよりネットに推移していくのかなぁ・・規制やらコンプライアンスやら・・かつては、もう少し自由だった(視聴者が鈍感だったのか?)TVよ。でもネットも怖いしなぁ・・2017/11/16

風眠

148
すっごい小さい頃『水曜スペシャル』という番組があって、大蛇やピラニアに襲われる探検シリーズや、心霊系のめちゃくちゃ怖いシリーズとかがあって、子どもだったから全部本当だと思って見てた。怖いけど見たい、っていう心理で見てしまい、トイレに行けなくなったりして。今思うと、やらせ感満載なんだけど面白かった。つまりこの本で伝えたい事は、そういう事なのだと思う。最初は刺激的で人気が出るけれど、だんだんその刺激にも視聴者は飽きてくる。「※これは演出の範疇です」には背中がそわっとした。そう、真実は創り出すことができるのだ。2019/05/10

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