出版社内容情報
奈良・金峯山寺(きんぷせんじ)1300年の歴史で2人目となる大峯千日回峰行(おおみねせんにちかいほうぎょう)を満行し、現在は慈眼寺(じげんじ)住職で大阿闍梨である著者。「とらわれる」ことに慣れてしまった現代人が、「手放す」ことを知るためのエッセイ。
内容説明
世のなかはたくさんの縁によって結ばれています。ときには、縁が原因で苦しみを味わうこともあるかもしれません。家族や友人、仕事仲間など、人間関係はとかく悩ましいものです。しかし、つらい状況の中で助け合った人、苦悩の時間を共有した人とは、その後も深い絆で結ばれます。心の持ち方や考え方次第で、縁が苦となり、苦が縁になるのだとしたら、私たちはどんな出会いも悩みも意味があると受け止めなければいけません。
目次
第1章 燃え尽きて灰になる線香ではなく、長く香る香木になる(感情は区切りのよいところで捨てる;今、与えられた環境に感謝する ほか)
第2章 後ろ姿から学び、答えは自分で出す(相手をいったん受け入れる;相手の痛みを知る ほか)
第3章 自分がどれほど満たされているかに気づく(あの世と呼ばれる場所がどこかにある;宗教を持たずとも、信仰心を大切に ほか)
第4章 よいことにも悪いことにも執着しない(身につけたものを捨てたとき、人は成長する;窮地は自分が招いたものと考えてみる ほか)
第5章 学びは毎日の生活のなかにある(情熱を持って、同じことを同じように繰り返す;練習すればするほど、修正点が見えてくる ほか)
著者等紹介
塩沼亮潤[シオヌマリョウジュン]
1968年仙台市生まれ。東北高校卒業後、吉野山金峯山寺で出家得度。91年大峯百日回峰行満行。99年吉野・金峯山寺1300年の歴史で2人目となる大峯千日回峰行満行。2000年四無行満行。06年八千枚大護摩供満行。現在、仙台市秋保・慈眼寺住職。大峯千日回峰行大行満大阿闍梨(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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