内容説明
『景気は自らつくるもの』『販売は宣伝にあり』富山に生まれた青井忠治は、幼くして左目の失明、両親との死別と不遇な幼少期を過ごす。上京後、月賦商の才能を開花させ「丸井」を興すが、戦争という時代の波に呑み込まれ、廃業の憂き目に遭う。戦後、不当に奪われた店舗を奪還し、物資不足の日本を支え、庶民の消費意欲を上手く捉えた経営手腕により、丸井を屈指の収益力を持つ大企業に育て上げる。しかし、家族同然に接してきた社員たちとの大きな争いが彼を待ち受けていた…。
著者等紹介
出町譲[デマチユズル]
1964年富山県高岡市生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。90年時事通信社入社。ニューヨーク特派員としてウォール街の大物投資家や金融当局者を直接取材し、最新情報を発信し続けた。2001年にテレビ朝日入社。経済部で内閣府、日銀、財界を担当。その後、ニュース番組のデスクとなり、現在に至る。本業の傍ら11年の東日本大震災を契機に、週末に「作家」活動を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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