人生で大切なことは雨が教えてくれた

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344021938
  • NDC分類 451.64
  • Cコード C0095

内容説明

晴れの日だけが幸福ではない。孤独、瞑想、メランコリーを楽しむ上質でシンプルな生き方とは?フランス人ベストセラー作家、待望の新境地。

目次

第1章 雨がもたらす感動(悲しみが美と韻を踏む時;幸福と雨)
第2章 雨、メンタルの世界において(内観;今、ここに;瞑想)
第3章 精神世界における雨(二つの世界の狭間を漂うということ;雨とそのルーツ;自己超越)
第4章 雨の情景 感覚の世界にて(雨のキャンバス;雨が奏でる音楽;雨の香りとその感触)
第5章 雨愛好家になる…(自宅で雨を愉しむ;雨の日の外出)

著者等紹介

ローホー,ドミニック[ローホー,ドミニック][Loreau,Dominique]
フランス生まれのフランス育ち。パリ、ソルボンヌ大学においてアメリカ文学の修士号を取得。イギリスのソールズベリーグラマースクールにおいて1年間フランス語教師として勤務した後、アメリカのミズーリ州立大学、日本の佛教大学でも教鞭を取る。ニューヨークでは“イメージコンサルタント”法を学び、幾つものセミナーに参加しながら集中的にヨーガを習得。日本在住歴は30年。その間、飛騨雅子と萩原麻美に師事し、10年にわたり“墨絵”を学ぶ

原秋子[ハラアキコ]
フリーランス仏語通訳翻訳家。昭和30年、東京生まれ。父親の仕事の関係で小中学校時代をフランスで過ごす。留学先グルノーブル大学にてフランス語教師資格を取得。帰国後、神戸ステラマリスインターナショナルスクールにてフランス語を教える。昭和61年、通訳案内業国家資格取得後、数多くの通訳翻訳の仕事を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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さっちゃん

20
雨の音を聞いていると心が安らぐ。嵐のときの雷が浮き浮きした気分にさせてくれるのは何故だろう。雨の音を聞きながら座禅をし、自分が全ての雨を受け止める器になることを思う、という一文で座禅とはどういうことかを教えてもらった気がする。すべてが受容可能だと。2016/09/09

Gotoran

11
日本在住歴30年、ヨーガに加えて“墨絵”・禅を学んだという仏の女性文学者の著者が、雨を題材に古今の詩歌や東西の著作を引きながら、自己の内面にある様々な想いを綴る。慈悲、融和する愛、情熱、別れ、孤独、再会、優しさ、悲劇、活力、辛さ、哀愁、存在の驚き、喜び。『人生で大切なことは雨が教えてくれる』 全篇に亘って引用されている俳句(芭蕉、一茶、蕪村、子規、山頭火、虚子他)が嬉しい。また、本書の再読と共に紹介本(「陰翳礼讃」(谷崎潤一郎)、「雨蕭蕭」(永井荷風)、「雨の音」(宇野千代)他)も読んでみたい。2012/09/02

chi.

7
雨が好きな人にオススメの一冊。俳句の引用や禅の思想が多かった。雨の日の愉しみ方は参考になる。食事をしたり、ゲームをしたり、映画や物語に触れたり、瞑想してみたり。「雨は、始まりも終わりも知ることのできない、永遠に繰り返される生命のメタファーだ」2019/05/29

number

4
雨の日を選んで、大事に大事に読んできた一冊。心地の良い雨があがってしまうような名残惜しさを残して、読了。雨、好きです。2018/05/12

Ando Takenori

3
著書にも書いてあるが、俳句の引用が多く、また禅文化への造詣の深さがあり、雨の多い時期の四季のある日本にこそ、この本は読まれるべきなんだろうなと感じた。うっとうしい雨から、人生の愉しみ方を教えてくれる雨へと考え方が一変した本。2015/06/06

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