めぐみへの遺言

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めぐみへの遺言

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  • サイズ B6判/ページ数 218p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344021662
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

「あの子は絶対生きている」絶望を超え、なぜ闘い続けることができるのか?魂の叫びを、衝撃の新事実とともに激白。

目次

第1章 なぜ、国は動かないのか
第2章 空白の日々を生き抜けたのは
第3章 20年目に届いためぐみさん生存情報
第4章 撃って出よう
第5章 再び新潟へ
第6章 希望と絶望に翻弄されて
第7章 5人生還、めぐみの姿なく
第8章 孫、ヘギョン
最終章 めぐみへの遺言
横田夫妻、魂の叫び―インタビューを終えて

著者等紹介

横田滋[ヨコタシゲル]
1932年11月徳島県生まれ。11歳で札幌へ転居。高校卒業後、日本銀行に入行し、札幌支店を転出する61年までを札幌で過ごす。62年、名古屋支店時代に知人の紹介で早紀江さんと結婚。64年10月めぐみさんが生まれる。本店、広島支店勤務ののち、76年新潟へ。翌年、めぐみさんが中学1年生の時、下校途中に行方不明となる。20年後の97年1月、拉致の情報が飛び込む。2月に大きく報道され、3月、拉着被害者家族連絡会が結成されると代表となり、政府への要請、マスコミの対応など救出に向け精力的に活動

横田早紀江[ヨコタサキエ]
1936年2月京都府生まれ。高校卒業後、繊維関係の商社に約4年半勤務。その後、友禅染めの工房で型染めの染色をする。結婚後、めぐみさんと、双子の息子を出産。めぐみさんがいなくなったあと苦悩の日々を過ごすが、クリスチャンの友人の勧めで聖書を読み、癒されていくのを実感。7年後、めぐみさんが20歳になる年に洗礼を受け、その後は教会に通ったり家庭集会に出たりして、礼拝、聖書の学びに参加している。夫滋さんとともに拉致問題を世に訴えるため精力的に活動、全国の都道府県すべてを回った

石高健次[イシダカケンジ]
1951年2月大阪府生まれ。74年朝日放送入社。2011年退社するまで数多くのドキュメンタリー番組を手がける。81年、在日コリアンへの差別を告発した『ある手紙の問いかけ』でJCJ奨励賞。97年、横田めぐみさん拉致を突き止め、その経緯と家族たちの苦悩を描いた『空白の家族たち』で新聞協会賞。2005年、アスベスト健康被害でクボタの被害実態を世に出し社会的問題化のきっかけを作った。現在フリーランスで活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yomineko@ヴィタリにゃん

71
めぐみさんと会う事なく、滋さんは昨年、お亡くなりになった。どれだけ会いたかっただろう。拉致問題は詳しく分からないが、この本を読むと、やはり政府は役に立たないと強く思った。女性議員から「頑張ってえ~」と声援を送られるが、早紀江さんは「頑張るのは政治家の方でしょう。国交がないので北朝鮮には行きたくとも行けない。だから政治家の方々にお願いしているのに。」と怒りを露わにされている。頑張っても腹が立つが語尾の「え~」がより腹立たしい。早紀江さんがご存命中にめぐみさんと会われる事を願って止まない。2021/12/22

がる 

10
横田夫妻に限らず、多くの拉致被害者家族には時間がなくなってきている。一日も早い解決を、全員の帰国を願ってやみません。この本が「遺言」とならないよう、顔と顔を合わせての再会ができるよう祈ります。2012/06/20

Kenichi Kawabata

6
667 横田滋さんは80歳、早紀江さんは76歳。お二人のお年を考えると、一刻も早くめぐみさんをはじめとした拉致被害者の救出をせねばならないと胸が痛くなる。一体、日本という国はどうなったのだろう。我々ひとりひとりが日本であることを意識したことがあるのだろうか?不甲斐ない政治家を選び続けた自分たちの責任をあらためて痛感しました。2012/10/17

Humbaba

5
デモを行うこと,あるいは協力すること.それには大きな意味がある.しかし,いくらデモを行なっても,何人もの人が協力してくれたとしても,家族が自分たちのもとに戻ってこない限り終わりはない.そして,その結果をもたらすためには,一人ひとりの国民が関心を持ち,行動をすることが大切になる.2012/08/02

Yasuhisa Ogura

5
2011年12月17日、金正日が死去した。僕は、とっさに拉致問題が解決する絶好のチャンスだと思った。健康に不安のある金正日だったから、日本政府のエリート達は、Xデーに向けて作戦を練っているはずだと信じていたのだが。 本書は、北朝鮮批判ではなく、日本政府批判の書である。横田夫妻の日本政府に対する絶望感がひしひしと伝わってくる。特に、「制裁一辺倒では拉致問題は動かない」という横田滋さんの言葉は非常に重い。横田夫妻の絶望感は、このような日本政府が統治する日本国民全てに共通するものなのだが。2012/05/21

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