内容説明
子どもも大人も巻き込んでどんどん大きくなる、宇宙みたいなプリキュアの魅力。ビッグバンの中心、「Ｙｅｓ！プリキュア５」「Ｙｅｓ！プリキュア５ＧｏＧｏ！」誕生のひみつが初めて明らかに。
目次
第１章 立ち上げろプリキュア
第２章 おもちゃのプリキュア
第３章 制作現場のプリキュア
第４章 演じるプリキュア
第５章 音楽のプリキュア
第６章 そして「プリキュアオールスターズＤＸ」へ
第７章 もうひとつのプリキュア
第８章 バックステージのプリキュア
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shigoro
5
アニメを見ていないと置いてけぼりをくう部分もあるが、オリジナルのアニメの作り方として読めば、読み応えもある。アニメはテレビ局と広告代理店、アニメ製作会社、それに玩具メーカーの思惑がそれぞれ違う部分があるからこそ、プロデューサーがうまく指揮を取って行かなければ空中分解してしまう。そこをうまくまとめ、製作現場でも考え方や人の配置・気遣いなど、歯車をきっちり合わせたヒットさせたプロデューサーのすごさと作品に対する愛情が伝わってきた。 2012/07/11
特務曹長芳野
4
この本が出たのは2012年、スマイルプリキュアの年。 鷲尾天さんという、厳格なプリキュアの父親、その証言が満載。健全で制約が多いからこそプリキュアはここまで続いた。でも、今後予定されている大人向けプリキュアはどうなるんだろうか、興味深いところ。…あの時間帯は昔「ママレード・ボーイ」等あまり小さな子供向けとは言い難い作品もやってたので、もっとはっちゃけてもいいとは思うけどね、個人的に。2023/06/10
ユッケ
4
ファンなら必読。何かを創る人にも、多くのヒントが隠されている本。正直著者はライターとして未熟だと思う。けれど、彼の情熱はひしひしと伝わってきた。そしてその情熱こそが、製作現場で共有されているものだとはっきり感じさせる。大人は子供を育てていると上から目線で思いがちだが、同じくらい子供が大人を育てているのだと、気づかせてくれる。子供を騙すのは簡単だとか、子供騙しのアニメの本か、と思ってるなら一度読んでみるべき。子供を騙すのがいかに難しいかわかるから。2012/03/10
fap
3
読み応えがスゴイ。 子供向けの作品を本気で作る大人たち。 彼らの熱い姿勢に賞賛を送りたい。 インタビューは声優プロデューサー作詞家作曲家演出脚本そしてもちろん監督。 幻冬舎という出版社がこれを出したことにそこはかとない疑問を持つ。 いやいい本ですよ。 でもなんでこれが公式からでなかったのかな、と。2014/10/30
とんび
3
ひたすらインタビューで590Pという恐ろしい本。良くこんなの出せたなぁ。インタビュアーの情熱で作り上げたと言えるけど、ちょっと空回り感もあったりして、それはそれで初々しい感じだ。最終的に言えるのは鷲尾Pは曲者だってことだな。2013/05/16
