感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
56
2巻目からはカラー。前巻と同じように胸がつまって、たびたび読み止まることも。「悪い心は連鎖させるな」「皆に堂々と言ってみたら」「逃げることも行動」……解決の方法はひとつではないし、必ずうまくいく保証もない。けれど何もしなければ解決しない。気軽に投げかける「ウザイ」「キモイ」の一言が、どれほど人を傷つけることか。自分がその立場になってみないと、本当にはわからないのだろう。いじめる側も家庭での問題を抱えていたりする。究極的には社会の問題にもなりそうだが、いじめの解決が逆に社会を照らすこともあるのだろうと思う。2020/01/24
へくとぱすかる
34
再読。人としての成長途中は、友人関係をできるだけ広い見地から構築をしていくことが大切なのだろう。ちょっとしたきっかけで、行き違いや関係をこわす悪意が、いじめにつながっていく。良い関係を作るのはけっこう大変なことなので、ついそこに面倒がる心が生まれがち。「面倒」だから、ウザイ・キモイなどと簡単すぎる言葉で決めつけることが、どんな結果になるか、そこに想像を働かせないといけないはずなのに、だ。たとえばの処方箋はいくつかあるが、いじめられる側、止めようとする側の方が負担が大きいなんて、やはり不公平だと思うのだ。2025/06/11
ムーミン
15
カラーになってより読みやすくなりました。2019/05/05
otukisama
8
同シリーズ1に続いて。朝日中高生新聞によせられた声を漫画でわかりやすく描写した本。いじめられっ子への暖かい数々のメッセージ。いじめる側も苦しみ、自分を好きになれずに成長していくことを知った。その結果は、、健全ではないでしょう。。いじめられっ子にも、いじめっ子も読んでほしいですね。2018/05/21
いお
7
カラーになって、手に取りやすくなった。内容は1巻と似ている。色々な立場でのいじめ。ただし、中にはこれくらいでいじめ?って思うものも。中高生の投稿を読みやすく漫画にした本書。いやだ…と当人が感じたらいじめってこと。度合いは人には決められない。だから、これくらいでいじめ?って思う子が気づける1冊に。ストーリーのまとめ方もそれぞれ。みんな違って、それでいい。2019/05/13