内容説明
真っすぐ家に帰って何が悪い。オレたち帰宅部にだって、汗と涙の青春はあるのだ。『サッカーボーイズ』の著者が描く余りものたちの新たな青春小説。
著者等紹介
はらだみずき[ハラダミズキ]
1964年千葉県生まれ。商社、出版社勤務を経て作家に。2006年『サッカーボーイズ 再会のグラウンド』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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再び読書
62
今までのはらだ氏の作品と比べると清々しさに欠ける。しかし、ある意味中学時代の葛藤を鋭く描いているのかも知れない。ただ、何故か心は弾まないし、読了時の充実感が無かった。もっと単純にスポーツに打ち込んでくれたら、もう少しスッキリするのだが、最後のカナブンの怪我が、この物語に影を落とす。この時期の少年をうまく描いているとは思うが、読んで良かったと思えなかった。複雑な読書でした。最後のカクテルはエメラルド・アイル?はたまた青いサンゴ礁か?興味をそそる。2017/08/10
七色一味
54
読破。父親の中学時代の思い出と、その息子が抱える問題が織り交ざった物語──かと思いきや。基本、父親の中学時代の思い出話がメイン。息子が抱える問題はどうするんだ!? と言うほど放置プレイなまま話は進んでいく。まぁ、息子の方は回想のきっかけってことなのか…。私的には、子供との絡みメインで話を進めて欲しかったような…。2011/08/31
acidrain
49
中学生という難しい年頃にそれぞれが部活を辞めて帰宅部となった青春もの。帰宅部だからといって地味な事ばかりでなく、恋をして苦い思いをしたり、思春期に入って自分の感情を抑えることができずに誰彼に喧嘩を挑んだり部活をしている人とは毛色が違うがそれなりに青春していると思う。運動はできるが特定の部活に入りたがらないカナブンや運動はできないけど勉強ができて映画が好きで哲学を読むテツガクなど、普段仲良くなるきっかけがない個性的な人たちが集って何だかスタンドバイミーみたいだった。個人的に後半から面白くなってきた。2012/09/07
Tanaka
38
帰宅部の3人(4人?)の物語。 最後が残念だなーって思ってたら、奥さんがまさかの!2013/07/29
おれんじぺこ♪(15年生)
30
小学生の息子が学校でおこしたトラブルをきっかけに自分の中学時代を思い出す・・・という話。ま、息子のことは最初と最後に出てきただけで、ほとんどが中学時代の話。・・・なんだろうか、私が「男子中学生」ではなかったからか、あまり面白さが感じられなかった。彼らの想いに共感できなかった。最後、テツガクが送ってきた八ミリのくだりは「青春」だなぁ♪なんて思ったけれど。2014/09/05
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