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内容説明
大切なことを教えてくれるのは、ドラッカーだけじゃない。龍馬、信長らに学ぶ、現代を生きるためのヒント。
目次
織田信長―OH!ダ!NO!武・名・我
信長のNO!力主義
織田信忠―世襲、世襲と人馬は進む
斎藤道三―成り上りの限界を教える梟雄
豊臣秀吉―戦国ダービー、勝馬ヒデヨシ号
徳川家康―イエヤース、orノー
明智光秀―魔の、刻の刻
松永弾正―信長を二度も裏切った人生の演出家
大谷吉継―大谷、GO!GO!
石田三成―石田三成裁判〔ほか〕
著者等紹介
黒鉄ヒロシ[クロガネヒロシ]
1945年高知県生まれ。漫画家。68年、『山賊の唄が聞こえる』でデビュー。97年、『新選組』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞、同じく第43回文藝春秋漫画賞を受賞。98年、『坂本龍馬』で第2回文化庁メディア芸術祭マンガ部門で大賞、2002年、『赤兵衛』で第47回小学館漫画賞審査委員特別賞受賞。04年、紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
永野芽郁と田中圭を足して2で割った寺
27
有名漫画家が武将や志士の事をイラスト入りで、しかも各章のタイトルは駄洒落で、テレビ番組のコーナー絡みとなれば、軽い歴史読物かと思うが(ベストセラーになったのはそれがあると思う)、実際に読んでみるとクールで知的、時にロマンティックな文章の人物論集である事に少し驚く。真田論や謙信論なんて素敵だった。『上杉謙信は自らが自らにかけた「魔法」を生涯解くことはなかった。』(76ページ)。絵も華麗で見事。2013/10/10
八百
18
歴史で遊ぶ39のメッセージが副題の本書だが我々の世代からすれば「黒鉄さんに電車代残して全部!」のクイズダービー常勝馬、知識と教養の鬼脚には読んでいてもおいてきぼりを喰らうこともしばしばでそのレベルの高さは遊ぶどころの騒ぎでない。まず内容云々より取っ掛かりの言葉が難しい、負けてならじと拙い語彙の道具箱から伝家の宝刀を探し出し力任せに一太刀振るえばそのパックリ開いた歴史の切り口は角度深さとも見たこともない斬新さ。黒鉄ヒロシ…家康以上のタヌキじゃわ2014/12/16
Maiラピ
17
簡潔で読者に媚びない文体と、さすが漫画家!味のある上手い挿絵、そしてときどきユーモアとアイロニー。あとがきでもにおわせているが、これは著者自身のために書いたナルシズムとダンディズムあふれる一冊だと思う。ただただかっこいい。私は鴎外が好きなのでこの媚びない簡潔でリズム感がある文体が好ましい。龍馬が日本を洗濯している絵がなんとも愛らしい♪タイムリーにTVで「へうげもの」を見てるので「九十九茄子・平蜘蛛」が登場するとなんだか嬉しくなるし、吉継と三成の関係って「のぼうの城」に出てきた〜って喜んで読みました。2011/04/25
rokubrain
15
一幅の肖像画(漫画?)と原稿用紙1枚分くらいの人物評。 どちらに比重があるのか。 どちらも黒鉄さんの個性が生きている。 読み進めるうちに本書の味わい方は両方を同じ比重で鑑賞するもの、と得心した。 文章は黒鉄さん一流の分析と洞察がよく出ていて、表現する言葉やフレーズが独特。 やや難解なところがあり、歴史初学者にはなかなかハードルが高いのではないか。 以前、自分が挫折したのは、そんなところに要因があったのかなと今回読み終えてそう思った。 (10年近く放置していた)2020/11/22
ゆぎ🖼️
10
天下不武を掲げた織田信長。タイミングよく鉄砲伝来をつかんで集団戦法を用いたり、キリスト教を自由にして市場を盛り上げていくとか。狸親父と云われながらも鋭く怖い家康の話しも良かった。2022/02/05
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- 出口・廃墟の眺め 講談社文庫