司馬遼太郎「坂の上の雲」を読む

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344016620
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

内容説明

『坂の上の雲』は日清・日露の戦争を舞台にした大河小説である。明治の夢を生き抜いた三人の男―近代日本・栄光と誤算の真実に迫る。

目次

第1章 まことに小さな国が、開化期をむかえようとしている―国と人を育てた明治という時代
第2章 おそろしさはその素人ということじゃ―秋山好古・秋山真之・正岡子規
第3章 日本人は飲まず食わずで巨大海軍をつくった―日露戦争前夜
第4章 はじめて『近代』というもののおそろしさに接した―日露戦争勝利の真相
第5章 勝った収穫を後世の日本人は食いちらした―日露戦争が日本に与えた悲劇
第6章 作家にとって知識は敵である―司馬遼太郎の作品と生涯のテーマ

著者等紹介

谷沢永一[タニザワエイイチ]
1929年大阪市生まれ。関西大学大学院修士課程修了。専門は書誌学、近代日本文学。関西大学文学部教授を経て、同大学名誉教授。サントリー学藝賞、大阪市民表彰文化功労賞、大阪文化賞、読売文学賞、毎日書評賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゆか

25
解説本が出るくらいだから、坂の上の雲はそれなりに難しい物語で、史実のみを描いているのかと思いきや、そこは司馬さんがしっかり味付けしてたんだぁ〜と、楽しく為になる解説本でした。この本を読んでから、坂の上の雲を読むと、理解力がアップしてそう。何となく流し読みしている部分にも奥深い意味があったりで、新たな発見も出来て良かったです♩2016/06/21

fujirin

0
解説本的な。感想文的な。/勝海舟、山岡鉄舟、槍術家の高橋泥舟で、幕末の三舟という。/無能者に限って自己を有能と過信する。/経験から学ぼうとしない硬直さ/桂ハリマン協定の破棄が米を怒らせた/国を過った軍人は陸軍大学のトップスリーにおおよそ入っていた。/日本郵船近藤廉平。花柳界でただ「社長」というだけですべてに通用したのはただ一人だった。2009/07/20

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