内容説明
奈良の中学3年のぼくは、あこがれの同級生・小夜子とのデートを明日に控えていた。だが、親友に借りたレコードを返しに行く途中、轢き逃げ事故に遭って、そのまま昏睡状態に。ところが20年後、ぼくは目覚めた。医者は「奇跡だ」と言った。レコードは枕元にあったが、デートはどうなったのだろう?―会いたかった小夜子は親友の妻になり、しかも離婚していた。ぼくは彼女に会った。きれいな大人の女だった。ぼくたちはようやくデートをした。でも自分が会いたかったのは、いまの彼女なのか20年前なのか。もちろん童貞のぼくは、何をどうしたらよいかわからず、とりあえず学校へ通うことにした。35歳のおじさん高校生だった―。事故で20年間、眠り続けた中3のぼくは、34歳で目覚めた。古都・奈良で、現代の「浦島太郎」になった青木タモツの、不思議にリアルな恋愛小説。
著者等紹介
西田俊也[ニシダトシヤ]
1960年、奈良県生まれ。少女小説、児童文学、マンガ原作、作詞、映画脚本など多ジャンルで活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
もーちゃん
7
次はどうなるのかな?というとこと、退屈なとこが交互にきて読むペースが乱れた。鳥野のほうがお似合いだとおもうのでラストは良かったな~と思った。2013/02/09
なって
4
初デートの前日、不慮の事故によって20年間も寝たきり生活をしていた主人公。その後、回復をするものの20年という時の流れには馴染めなかった。自分は35歳の中学生なのか、それとも15歳の大人なのか。設定は実に面白いのですが、だらだらとしたストーリーで良さが失われてしまっていた感じがします。小夜子の行為を決して裏切りとは思わなかった主人公ですが、私は裏切りだと思います。小夜子に対しても、主人公に対しても。2014/06/06
yukiko.k
3
好きな娘と人生初めてのデート前の中3男子。 デート前日に交通事故(ひき逃げ)にあい、昏睡状態から目を覚ませたのは20年後。肉体年齢35歳。 唯一の家族の父親は、若干の痴呆有りの状態。 なんて救いの無い…と思っていたら、初めてのデートに行く予定だった娘は、自分の友達と結婚→離婚してた。 更に救いの無い感じ。 まぁ本人の葛藤とかは山程あるだろうけど、冗長な展開になってる感有り。タマタマだけが救いだな。2025/08/20
fukufuku
3
14歳、中3の夏休みに事故に遭い、そのまま20年間眠り続けた男が、目覚めてからの話。 設定が面白そうと思って読んだのですが、残念ながら私のこのみではありませんでした。 なんたが、登場人物たちが過去のことを告白する形式の文章が長長続いて、冗長な気がしてしまいました。 主人公の目線で語るため、彼の友人の過去の話が全て彼にたいして過去の告白になり、単調になっている気がします。2020/10/26
はるこ
3
初めての作家さん。初デートの前日に事故に遭い、20年間眠り続けて、目を覚まして高校生をやり直す。設定は面白そうなのに、文章も展開も合わなかった。2013/08/07
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