内容説明
石畳地獄のヨーロッパ、迷宮の世界遺産、褥瘡に泣いたドバイ、尻に鞭打つインドの長距離列車……。世界はバリアにあふれている。でもあらゆるバリアは、人の手で越えられる。18歳の時にバイク事故で頸髄損傷、車いす人生となった著者が、絶望の10年を経て車いす単独世界一周を果たすまでの旅の記録。270日間、介助者なしの波瀾万丈ひとり旅! 全国の講演で大絶賛の車いすトラベラーによる初の著書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nonpono
60
今年、念願の大阪万博に行けた。正直、四十路のわたしの旅で、何も食べれないくらい緊張しドキドキして、1番の旅を味わえた。心って踊るんだって実感した。最後のドローンショーをハイボール片手にゆっくり見れて、泣きそうだった。大阪万博で様々な国のパビリオンを見学して様々な国のホスピタリティを見れたのは非常に勉強になった。だからこそ、本書が読みたくなった。わたしは、今は2度目の大学生だが、卒業出来たあかつきには、昔からの使いたい、そして著者が使っていた世界一周航空券を使い、出来たら2カ月くらいで世界一周をする予定だ。2025/12/31
なにょう
20
素敵です。表紙はウユニ塩湖に車椅子で佇む著者。この表紙に惹かれて手に取る。ヨーロッパ、アジア、南米、北米。総費用500万円越え。すごいね。有名な観光地が車椅子で行きやすいかどうか、詳細な記録あり。★身長190センチの車椅子の大柄な男性。結局、やりたいこと、みんなやったんじゃないか。行きたいとこ、みんな行ったんじゃないか。やりたい、助けて、声を上げると不思議と助けが出てくる。すごいな。私たちの日常も案外、助け助けられ、迷惑の掛け合いっこじゃないかな。2021/07/22
コダマ@もったいないその一口がデブのもと
17
1度事故で死にかけた男が車いすで世界一周をしてきた話。No Rain , No rainbow(雨が降るから、虹がかかるんだよ)2019/11/13
伊藤
14
三代さんがテレビ朝日の「激レアさんを連れてきた。」に出演されていたので再読!「洞窟おじさん」の著者加村さんもこちらの番組に出演。 私も昔、応募しましたが採用されず。お二人のエピソードにはとても勝てない。 閑話休題:三代さんはバイクの事故で車椅子生活を余儀なくされる。同じ病室の人に盆と正月は親の迎えで実家に帰ると話すと「電車で帰れば?」と言われる。いや無理でしょ・・ でもやってみれば車椅子で一人で帰れた。それが自信につながって世界一周旅行へ。とても勇気づけられる本。インドの寝台列車は大変そう(^^;)2022/09/30
りんりん
14
事故で車いす生活となった著者が、思い切って世界一周の旅に出る。世界各地を回る中で、車いすゆえの大変さ、周りの人々の温かさ、旅の大変さ、不思議さ、楽しさを描いた旅行記。物質的なバリアフリー、心のバリアフリーについていろいろと考えさせられた。2019/08/17




