内容説明
希代の柔道家が、知られざる苦悩の日々を初めて明かした自伝的エッセイ。
目次
第1章 柔道のために生まれてきた
第2章 新たな旅立ちのとき
第3章 オリンピックへの道
第4章 アテネ五輪二連覇をめざして
第5章 試練と苦悩と復活と
第6章 妻・亜希と歩んだ日々
第7章 我が柔道人生に悔いなし
著者等紹介
井上康生[イノウエコウセイ]
1978年宮崎県生まれ。5歳より柔道を始め、小中高校時代すべてで全国制覇。その後東海大学、東海大学大学院へと進学し、現在は綜合警備保障(ALSOK)に在籍。世界選手権(三連覇)、オリンピック(2000年シドニー大会)、全日本選手権(三連覇)それぞれでタイトルを獲得し、三冠を達成する。08年5月、現役生活を引退。今後は指導者としての道を歩む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Willie the Wildcat
27
節目節目に垣間見る師、ライバル、そして家族の存在の重み。中でも、ご両親の存在が際立つ。礼儀、感謝といったスジはもちろんだが、結果以上に心のあり方を問う姿勢。厳しさの中に愛情が滲む。シドニー表彰時のボランティア女性の計らい!グッとくるなぁ、これ。万国共通の家族愛。一方、一本への拘りと勝つ柔道の狭間での苦悩。引退までの心情の揺れ。2003年の世界選手権が、大きな転機という気がする。哲学を通した道すじであり、著者らしさが随所に感じられる。指導者としての活躍も期待!蛇足だが、ラオウかぁ、私はトキかな。(笑)2015/08/25
luvysksep23
0
なぜか購入‼あきちゃんファンが高じて旦那の井上選手にまで‼ でも、スポーツしている人はステキです☆2009/10/28
於千代
0
柔道日本代表監督の井上康生氏の柔道の始まりから現役の終わりまでを赤裸々に書いた一冊。井上氏の柔道に対する考えや哲学が語られる。頂点を極めた人にしか見えない世界があるんだろうな、と感じた。2020/09/07
Gaudi
0
この仕事もいつか終わりが来ます。それほど遠くない日に。 その時、自分はどんなふうにピリオドを打つのでしょうか。さらに、悔いなしと言うことができるのでしょうか。それまで時間はさほどありません。 できることを最後まで。 2020/06/28