内容説明
これほど嫌われても怯まぬ男の、まったき愛の一方通行とは?これは犯罪か、それとも愛か?「もてない男」が作家デビュー!小谷野敦の悲しくせつない告白小説。
著者等紹介
小谷野敦[コヤノアツシ]
1962年、茨城県生れ。評論家・東京大学非常勤講師。東京大学文学部英文科卒、同大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了。学術博士。著書に『聖母のいない国』(青土社、第24回サントリー学芸賞受賞)などがある。『悲望』が初の小説作品(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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j
1
もてない男の小説版。評論より面白い。童貞小説で、読んだ中今までの最高傑作は『密閉教室』だったが、これに並ぶ傑作だと思う。ただし読後感は悪い。でもそれがいい。2016/01/18
もちょ
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後書きも面白かったです2016/02/26
どんぶり
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悲望つらくならない?つらくなるよ2015/08/07
hiratax
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(20080531)意中の人を追いかけて留学先までついて行ってしまう執念。2008/05/31
at
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再読。表題作は雑誌掲載時も含めると今回で読むのは三回目。『なんとなく、リベラル』は今回読み返してみて結構面白い話だったんだなと思った。美人でリベラルな女性学者への憧憬とその狡さを描いている。2013/06/25