内容説明
米軍基地が居座る横田市でレイプされた女子中学生が自殺。レイプ犯はアメリカ空軍の二等兵だった。悲劇を大々的に訴える横田市市長の声に、街が大規模な反米デモに揺れ始める―。同時期、日米を代表する航空会社の業務提携交渉のため、経営コンサルタントの川上健太郎はJFK国際空港にいた。米国国防省の影が見え隠れする、この提携話の交渉期限は二週間以内。横田基地周辺の土地が何者かに買い占められているという情報もある。そして、狙われる命…。いったい誰が、何を企んでいるのか?国家のため、権力と金のために、男たちの生死を賭けた戦いの幕が切って落とされた。
著者等紹介
リー,ジョセフ[リー,ジョセフ][Lee,Joseph]
香港生まれ。四歳の時に東京に移り住み、インターナショナルスクールで英語と日本語のバイリンガル教育を受ける。オレゴン州のルイス&クラーク大学を卒業、シカゴ大学でMBA(経営学修士)を取得後、十年以上米国四大会計事務所のパートナーとして大手日系企業の経営戦略、企業・不動産買収、ITシステム導入、企業統治のコンサルティングを行ってきた。『赤く燃える空』で、小説デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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