出版社内容情報
「単純な 分数なのに 割りきれず」
「遺言が 妻の鼾で まとまらず」
「一馬身 孫を作って リードする」
「縁起でも ないと言いつつ 盛り上る」
……。
内容説明
クスリと笑えて、ホロリと泣ける日本全国58496通から厳選。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てんちゃん
35
ちょっと毒があったり、ほっこり温かかったり、まるごと一冊楽しく読める川柳集。ほっくりした気持ちであとがきを読むと、まさかの営業トーク炸裂!あとがきの最後の方では、『三菱東京UFJ信託銀行では様々な相続関連業務を取り扱っております。遺言信託、遺言整理業務、生前贈与信託……(賞品紹介が続く)。わたしたちは、これからもこのような賞品・サービスを通して、皆様の思いの深さをしっかりと受け止めていきたいと思っています。「遺言川柳」、新たなる幕開けのはじまりです。』と。強引なあとがきの誘導と逞しい商魂に敬服。(^^;2018/02/05
しゅわ
9
【図書館】「遺言」をテーマにした俳句コンテスト第三弾。規模縮小?少し本が薄くなったのが気になりますが…物語を感じさせる句が多く、楽しめました。「大丈夫 お父さん本当に 良性よ」「今想う 父は見て居た 聞いて居た」なんて、どんな事情が!?「また君に 恋をするよと 照れた文字」「くせ字読む なつかしいのに 悲しくて」は祖父母が逝ったときを思い出して涙目。もちろん、自虐的なパターンも健在で、「見舞いより 出席率の いい葬儀」なんてのも秀逸。とりあえず、私の目標は「90歳 美人薄命 言い続け」にしときます♪2013/08/05
喪中の雨巫女。
8
《私-図書館》遺言にまつわる川柳。ほろ苦さと、ユーモアに溢れた川柳集。2019/12/07
tokkun1002
4
2006年。病気になって気になったこの川柳。気持ちが分かるところもある。こういうのは身近に感じたくないな。2021/07/01
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