出版社内容情報
地球の支配者の地位を滑り落ちた人類
ランド・シンドロームをはじめ、地球上のあらゆる異変の数々―それは異次元の生物・クトゥルーの古き神々による最後の侵略であった。彼ら《古き者》たちは地球を足がかりにして、全銀河系、全宇宙へと侵略の手を伸ばそうとし、それを阻害しようとしているのが、《地球先住者》たちなのであった。そして今、人類は地球の支配者の地位をすべり落ち、東京も火の海と化す……。
地球を侵略しようとするクトゥルーの神々と、それを阻止しようとする神州・日本を中心とする地球古来の神々との闘い、そして神々の圧倒的な力の前に滅びて行こうとする人類の危難を描いた大河小説の第7弾。
栗本 薫[クリモト カオル]
著・文・その他
著者等紹介
栗本薫[クリモトカオル]
1953年(昭和28年)2月13日‐2009年(平成21年)5月26日、享年56。本名は今岡純代。東京都出身。また、中島梓(なかじまあずさ)名義で、評論活動や音楽活動、ミュージカルの脚本・演出なども手がけた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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タルシル📖ヨムノスキー
20
「古き者(クトゥルー軍)」は富士山爆発と関東を襲う大地震により人類への侵略を開始する。それを迎え撃つはずの先住者たちは一枚岩とはいかず、みずち・地の民・鬼勢力と火の民翼の民などの勢力で争う。そんな中この物語の主人公・安西雄介の正体がようやく明かされる(本人は未だ覚醒してはいないけど)。個人的に一番好きなのは先住者の血が一滴も入っていない純粋で非力な人間の生島耕平と、翼の民の長(鷺の姫)・白鳥夏姫の恋。自分だけがなんの能力もないと落ち込む耕平、力を失うと知っていながら耕平を選ぶ夏姫。しかも耕平は…。2025/03/11
まうやお
4
人間社会が結構崩壊してます。あとがきによるとまだ序の口のようです。2019/07/29
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