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内容説明
血の繋がらない親と子が、本当の「家族」になれるのか?実の父の暴力によって、家族は崩壊。生後4カ月で天涯孤独に。苛烈な人生を生き抜いてきた元里子が綴る、感動の真実。
目次
第1章 アタシ、もう泣かない―乳児院・八華園
第2章 楽しいようで息苦しい―佐藤家での里子生活
第3章 生きてくのがやになっちゃった―思春期=反抗期
第4章 お母さんがお母さんを探してる!?―施設での再生活
第5章 生きててもいい…?―入院生活
第6章 あ・うんの呼吸―再び佐藤家へ
第7章 ありがとう、お母さん―自立
著者等紹介
野口美香[ノグチミカ]
1971年東京都生まれ。ヘアメイクとして主にドラマのメイクを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miyumiyu
59
著者は私の友人。彼女の生い立ちは知っていたが、こんなにも苦労していたとは…涙が止まらなかった。父親の暴力に耐えられず、生後2ヶ月の子を置いて1人逃げ出した母親。子供を施設に預け自殺してしまった父親。施設にいる子供達に過酷な運命を強いているのは、ほとんどが親の身勝手な理由なのだ。子供を産むことにもっと責任を持って欲しい。その後里子に出され、たくさん遠回りしてやっと里親の愛に気付く。彼女は里親に育てられ、今は子供もいて幸せに暮らしている。一番苦労した人には一番幸せになって欲しいと、切に願う。2015/03/07
シン
0
B評価。日本ではあまりなじみのない里親制度についての実話物語。話が出来過ぎな気がしないでもないがベタでやられる。読了から10年。日本の里親制度はどうなってるのだろう。2006/06/11
Ms.H
0
里子虐待事件があって読んでみた。個人個人によって施設で暮らす背景や心境は違うのかもしれないが、家庭ができた=幸せではないく、嬉しいけど悲しい、楽しいけど寂しいという複雑な気持ちなんだと理解した。実の親子でも、親と子で思いがすれ違うことだってある。愛情さえ注げばいいっていうものでなく、子育ては本当に難しいものだ。2011/09/15