内容説明
麻雀の押し引きとはここまでシンプルに整理できるのか!と衝撃を与えたベストセラー戦術書の文庫化。「相手の捨牌なしで押しか引きか判断せよ」という問題に、初見の人は驚きを感じるはず。(1)自分の手牌だけの押し引き、(2)相手が絡む押し引き、(3)順位が絡む押し引き、(4)応用問題、というわかりやすい構成になっています。
目次
第1章 自分の手の押し引き(押し引きを決める要素は?;先制テンパイは鉄リー ほか)
第2章 相手が絡む押し引き(いい手の1シャンテンは素晴らしい財産;無謀な押しは養分の証明 ほか)
第3章 順位が絡む押し引き(アガリ以外のテクニックとは何か;局を潰すという観点を持とう ほか)
第4章 俺はこう打ってきた!(「打点読み」を使いこなそう;接戦ではスピード、荒場では打点 ほか)
著者等紹介
福地誠[フクチマコト]
麻雀ライター/編集者。数多くの麻雀本の著者・編者をしてきたベストセラーメーカーで、説明のわかりやすさには定評がある。麻雀の実力は折り紙付きで、第6・9期天鳳名人位の実績がある。東大教育学部卒。1965年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベローチェのひととき
11
麻雀において、状況や自分の手の内容から勝負するか、降りるかを判断するための考え方が知りたいと思い、ネットを探していてこれだと思い入手した本。色々なパターンが用意されており、また著者の見解に対して別の2名のプロ雀士が意見を述べており、大変満足のいく内容でした。難しい状況では雀士の意見も分かれていました。定年後、また麻雀を始めたいと思っている方にはお薦めの本です。2024/09/16
slimshady0918
2
こういう場面でどういう意図で何を切るか、といった問題が126問収録されていて、初心者や勝てない人は推し引きの考え方が参考になると思う。私はだいたい著者と同じ答えだったので一安心。でも昭和の打ち方だった点があったのにショック。第4章で実戦でたまたまうまくいった実例を問題と答えにしちゃうのはいかがなものかと。また、問題の条件が緩すぎてケースバイケースの答えもあってもう少し条件を増やしてもよかったかな。むしろ著者と答えが違った問題は章末の村上淳氏の考え方と合ってて、条件別に的を射たコメントだった。2024/08/27
つっつー
2
判断のベースラインとして非常に参考になる。押し引きに完全に自信が持てるまでは反復必須だと思った。2022/09/09
しまお
2
中級者以上におすすめの戦術本である。 細かく対局状況を分析し、より良い方向性を示してくれる良書だと感じた。 また、麻雀をしている者なら1度は名前を聞いたことのある、トッププロや麻雀インフルエンサーの意見も同時に比較できるので大変勉強になる。 自分も麻雀を嗜んでそこそこ長いが、未だに悩む場面はたくさんある。 そんな時の1つの指標となるだろう。2021/04/22
こまごめ
1
買うには買ったが麻雀勉強する暇が無いので寝かせておきます。2022/06/18