内容説明
終戦から75年。語り継ぐ空襲の記憶。
目次
神戸大空襲(夜間大空襲(昭和二十年三月十七日)
川西航空機爆撃(昭和二十年五月十一日)
神戸全市が灰燼に(昭和二十年六月五日)
神戸市内の被害状況(表)
動物受難(神戸空襲余話))
明石空襲(川航明石工場の爆撃(昭和二十年一月十九日)
上ノ丸の惨状(昭和二十年六月九日))
阪神空襲(西宮、芦屋へ初のツメ跡(昭和二十年五月十一日)
ついに尼崎へ(昭和二十年六月一日)
川西鳴尾工場爆撃(昭和二十年六月十日)
尼崎二度目の空襲(昭和二十年六月十五日)
川西航空機宝塚製作所爆撃(昭和二十年七月二十四日)
最後の大空襲(昭和二十年八月五日)
兵庫県下の被害状況(表)
兵庫県下のおもな空襲
全国の空襲罹災一覧)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリータ
4
◆「神戸空襲を記録する会」編、初出は1971年8月神戸新聞「神戸・明石大空襲」「阪神大空襲」の記事。これに手記などを加えて編集し直したものが、単行本として1972年6月のじぎく文庫刊。復刻版(本書)は2020年8月神戸新聞総合出版センター刊。◆個人の具体的証言によって都市空襲の悲惨な状況を記録。よく知られた1945年3月17日と6月5日の神戸大空襲のみならず、その間の川西航空機爆撃(5月11日)のほか、川崎、川西など軍需工場のある明石・西宮・尼崎に対する空襲についても記述があり、一読する必要がある。2025/02/12