内容説明
川西市をはじめとする流域周辺の古代から現代まで。足もとの歴史を見直す。猪名川の自然に育まれた地域の歴史が浮き彫りに。
目次
1 古代の猪名川
2 中世社会の展開と猪名川(源満仲と多田盆地;多田庄支配の変化と多田院の荘厳化;村々の形成)
3 近世の村と猪名川(共同体としての山間部村々の成長;平地部の村々と農業水利施設の整備;氾濫防止対策の進展;猪名川の多様な価値の発見)
4 近現代の変化と猪名川(維新政府の出現と猪名川への新しいアプローチ;村から町へ―川西村の変貌;戦後の都市化と猪名川)
著者等紹介
小田康徳[オダヤスノリ]
1946年香川県生まれ。文学博士。日本近代における公害問題史の研究に従事するとともに、近代を中心とする紀北および大阪の地域史研究でも知られる。2014年大阪電気通信大学を定年退職し名誉教授。エコミューズ(あおぞら財団付属西淀川公害と環境資料館)館長、NPO法人「旧真田山陸軍墓地とその保存を考える会」理事長。また池田市史編纂委員会委員長などを兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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