内容説明
近代化の波の中で失われゆく伝統行事や祭りを、民俗学者のまなざしで写し撮ったフィールド・フォト。かつては一年を通して暮らしの中にあった祭祀のすがたと、懐かしい「昭和の風景」が写真記録からよみがえる。
目次
1 民俗芸能―鬼追い、追儺式
民俗芸能―四季の郷土芸能
年中行事とまつり―共同体・ムラ(村)の祭祀
年中行事とまつり―イエ(家)の祭祀
暮らし・生業
景観
著者等紹介
西谷勝也[ニシタニカツヤ]
1906(明治39)年、高砂市生まれ。大谷大学文学部人文学科卒業。1946年から加古川西高校教諭、1964年から白陵高校教諭。かたわら淡路、播磨、但馬をはじめ兵庫県や紀州路などを歩き、民俗学の資料を収集、特に農村の祭を調査した。1955年に日本民俗学会評議員に就任、1969年には『季節の神々』で柳田賞を受賞。1969(昭和44)年没
小栗栖健治[オグリスケンジ]
1954年、京都府生まれ。大谷大学大学院文学研究科修士課程修了。日本文化史・歴史民俗学専攻。兵庫県立歴史博物館館長補佐(学芸員)
久下正史[クゲマサフミ]
1975年、兵庫県生まれ。神戸大学大学院総合人間科学研究科博士課程後期課程修了。博士(学術)。灘中学校・灘高等学校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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