内容説明
兵庫県は170を超える滝を持つ有数の滝数の多い県である。本書で一,二の大滝を除き主たる滝は踏破し紹介できたことになる。県下の滝には不動尊を祀った所や祈祷するという伝承を持つ滝が意外と多い。これらの事柄を考え合わすと、先人達の「滝」への思いは、「水」の象徴としてばかりでなく、自然に対する畏怖の念や、信仰の対象とさえなっていたと思える。先人達のこの思いが、滝を取材する件数が増える毎に、知らず知らず身体に染み込んだのだろうか。そうとしか「滝」への魅力に引き入れられた理由が見当たらない。
目次
五本松の滝(神戸市)
弁天滝(神戸市)
川上の滝(西宮市)
高座の滝(芦屋市)
尼ン滝(三田市)
猪名川不動の滝(川辺郡猪名川町)
闘龍灘・津万滝(加東郡滝野町・西脇市)
雄滝・雌滝(多可郡加美町)
虹ケ滝(飾磨郡夢前町)
芦谷の滝(飾磨郡夢前町)〔ほか〕
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