内容説明
個人/建築/環境/共同体/貨幣/平和など、さまざまなジャンルの評論文12本掲載。集中して読める2000~5000字の文章。8つの「解析マスター」で評論文を正確に読み解く。
目次
自分/社会/個人―「個人」から「分人」へ
機械/モダニズム/建築―流れ、自立する建築
言語/文化/認識―言語が作る境界線
文学/「羅生門」論―下人の青春
生物/環境/認識―環世界
社会/共同体/未来―震災後の新しい価値共有
科学/人間―科学者とあたま
他者/視線/欲望―羞恥心をめぐって
貨幣/マルクス/社会―貨幣の虚構性
言語/表現―レトリックと認識
哲学/法/共同体―正義
平和/希望―戦争と日常性
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カラス
3
高校生向けのアンソロ、そのほとんどが二千字前後。一応参考書だが、読むための手引きみたいなのは必要最低限で、あまり参考書っぽくないところが読みやすい。設問も、答えだけが載っていて解説がないという異様に簡素なスタイルで、ちょっと不親切な気が。まあ、その分値段もページ数も控えめで、手軽にサクサク読める現代評論アンソロとして悪くないと思う。また、色々なジャンルを満遍なく扱っているのも良い。一番印象に残ったのは、最後に載っている「戦争と日常性」。「戦争の論理を超える希望」はちょっと感動的。2020/01/04
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