出版社内容情報
38歳にしてミシュラン3つ星に輝いた稀代の料理人・奥田透
食材が繰り出す難問を乗り越え征服していく過程を語る。
最高峰の料理は、隠された「己」を出した時に完成をみる!
すべての料理人のバイブル!
目次(予定)
第1話:鮎 第2話:鰻 第3話:炭 第4話:水と出汁 第5話:煮物 第6話:刺身 第7話:活け締め 第8話:包丁 第9話:器 第10話:経営 第11話:神さま 第12話:50歳を迎えて
内容説明
あらゆるジャンルの職人のバイブル!すべては、お客様の恍惚のために。一流の料理人は、素材とどう対峙して、究極の味を生み出すのか。NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」、テレビ東京系「ガイアの夜明け」などで話題の料理人が、極上の料理を生み出すまでの過程のすべてをつまびらかにする!
目次
第1話 鮎―「夏」を表す日本料理の最高峰 鮎の塩焼き
第2話 鰻―私の料理観を揺るぎないものにした天然大鰻
第3話 炭―魔法のように素材をおいしくする最高の調味料
第4話 水―神に愛された日本の奇跡
第5話 煮物―心と体も温める
第6話 刺身―世界で唯一の料理 刺身
第7話 活き締め―世界の魚料理を変える
第8話 包丁―「切る」=包丁
第9話 器―和食器
第10話 経営―店主として。
第11話 神さま―人生に偶然はない。導かれて今がある 私の神さま
第12話 50歳を迎えて―50歳で考える
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
breguet4194q
90
文章を読むと、タイトルが大袈裟でないことがわかります。三ツ星シェフともなると、食材に対する向き合い方が、異常なくらい凄まじい。鮎の塩焼きをメニューとして提供するまでに、毎年約500匹試食する話は衝撃でした。また、プロとしての姿勢を自ら問いただし、「厳しい環境にある毎日を、楽しいと思える変人だけが生き残れる」と豪語してます。その根底には、日本料理に対する愛情が溢れていると共に、日本料理の未来に警鐘を鳴らしています。今一度、魅力ある和食を蔑ろにしていないか、自分の食生活を見直そうと思いました。2025/05/29
Humbaba
4
その時期にしか得られない素晴らしい素材だからこそ、その価値を最大限発揮させてあげたい。そう考えるのは自然なことではあるが、実際に最大限発揮させようと思えば事前の準備は欠かせない。準備をしたからと言って思い通りに料理ができるかと言えば必ずしもそうではないが、準備をしなければ失敗することだけは目に見えている。1年ぶりだからというのは言い訳にならず、店で出す以上は常に最高のものを求める必要がある。2024/10/28
あっつ
1
別の作品を読んだが、内容はほぼ同じ、鮎、うなぎ、水、切り方のこだわりなどが満載。ここまでこだわるのかと驚く。新しい話は、神様の話や少しスピリチュアル要素もある。ただ、物事を極めていくとそう言う境地になるのかもしれない。 2024/12/22
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