今ここに神はいない―米海兵隊員が見た硫黄島の地獄

個数:

今ここに神はいない―米海兵隊員が見た硫黄島の地獄

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

    ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
  • サイズ B6判/ページ数 429p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784340140022
  • NDC分類 936
  • Cコード C0098

内容説明

一九四五年二月一九日、硫黄島。南海の孤島は地獄と化した。散乱する肉塊、死にゆく戦友、肌にしみこむ血の匂い。「地獄の橋頭堡」の生き残り兵が戦後四〇年を経て初めて明らかにした衝撃の記録。

目次

第1部 入隊(1943年7月、海軍軍人となる;“ファラガットへ登れ”;惨めだった休暇帰郷 ほか)
第2部 血戦(上陸の日、1945年2月19日;日本軍の猛攻に晒される浜辺;砲弾と銃撃の嵐 ほか)
第3部 生還(原爆投下で訓練は終わった;占領した佐世保での日々;船は静かな港に帰った)

著者等紹介

オバートン,リチャード・ユージン[オバートン,リチャードユージン][Overton,Richard E.]
1925年アメリカ合衆国カリフォルニア州モーガン・ヒルに生まれる。1943年7月アメリカ海軍に入隊し、5か月後に海兵隊に転属。1945年2月の硫黄島上陸作戦に衛生兵として参加した。同年9月、占領軍として佐世保に進駐。1946年4月除隊。その後、カリフォルニア州立大学サン・ホセ分校に入学、警察行政を学ぶ。卒業後、サンタ・クルス警察に27年間勤務した。退職後は、カブリロ・コミュニティー・カレッジで警察と法律に関する分野を教える

奥田宏[オクダヒロシ]
精神科医、医学博士。1956年大阪府高槻市に生まれる。金沢大学大学院医学研究科博士課程修了。石川県立高松病院医長を経て、2001年に医院開業。2004年から金沢工業大学大学院心理科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

41
硫黄島の戦い、日本側の手記「17歳の硫黄島」を読んだので、アメリカ側のはあるか探してみつけた本書。アメリカの田舎の陽気で素朴な高校生が海軍に憧れて卒業後志願。前半は衛生兵としての厳しくも楽しい訓練生活が書かれてるが、後半の硫黄島の戦い編は地獄の様相。アメリカ側も死者7千負傷者2万の損害だった戦闘の悲惨さが。友が次々死んでく。元の文なのか翻訳なのか、とっちらかった文章がリアルに戦闘時の精神状態を感じさせる効果になってる。日米両方10代の若者がこんな過酷な戦いをしてたのかと思うと戦争はやはり怖すぎる。2018/08/09

たまきら

18
硫黄島…米が日本兵を上回る死者を出した上陸作戦を、一衛生兵だったアメリカ人が淡々と記した記録です。まず…記憶力にうなる。映画並みのリアルな光景が広がってきます。そして、正直!自分の体験は自分だけのものだ、と最初に断り、徹底した主観で書かれてます。盲信的な愛国の本でもなく、英雄になりたくて町を離れた十代の青年が、ぼろぼろになって、それでも国は勝って、家に帰るまでがリアルです。「負けて」にすれば日本兵。それぐらい一般兵の立場は似ているのでは。アドレナリン中毒の熟練海兵隊員しか知らない自分には複雑だった。鮮烈。2016/11/25

Toska

8
アメリカ人から見た硫黄島。著者は高校を出てすぐに志願(1943年)、海兵隊の衛生兵となった。とかく合理的でスマートな印象のみ強い米軍だが、実際には理不尽と暴力、不潔にあふれ、性格異常者が闊歩する世界で、変な話だがちょっと安心した(無論、日本とは天地の差があるのだろうが)。そして戦場の悲惨さは筆舌に尽くし難い。本人の手になる挿絵は、素朴だが時にゾッとするようなものも含んでいる(特に367頁の兵士の表情など)。2022/07/10

篠田@書店員復帰を目指し中!

6
米軍兵士から見た硫黄島の戦いであるが非常にリアルで目を反らしたくなる。硫黄島で戦い、旧日本軍の生き残った方の話もすごかったがこちらもすごい。2013/03/17

ジョージ

1
硫黄島での信じ難い出来事、、、米軍の兵隊(著者)のところに海兵隊の服を着た日本兵がやってきた。「合言葉は?」と尋ねると「合言葉なんかいいんだ、マック(ねえ君、の意味)。俺は連隊司令部を探しているんだ」と、訛りのない完璧な英語で喋った。そのときその日本兵の銃口は著者の胸から10cmのところにあった。そしてその日本兵は去っていき、著者と仲間は「次は合言葉を言えない奴は必ず撃つ」と言い合った。海兵隊に偽装した日本兵は、情報が欲しかったのだろう。目の前の二人を撃たずに去っていったのだから。2023/10/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/621999
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品