内容説明
一九四五年二月一九日、硫黄島。南海の孤島は地獄と化した。散乱する肉塊、死にゆく戦友、肌にしみこむ血の匂い。「地獄の橋頭堡」の生き残り兵が戦後四〇年を経て初めて明らかにした衝撃の記録。
目次
第1部 入隊(1943年7月、海軍軍人となる;“ファラガットへ登れ”;惨めだった休暇帰郷 ほか)
第2部 血戦(上陸の日、1945年2月19日;日本軍の猛攻に晒される浜辺;砲弾と銃撃の嵐 ほか)
第3部 生還(原爆投下で訓練は終わった;占領した佐世保での日々;船は静かな港に帰った)
著者等紹介
オバートン,リチャード・ユージン[オバートン,リチャードユージン][Overton,Richard E.]
1925年アメリカ合衆国カリフォルニア州モーガン・ヒルに生まれる。1943年7月アメリカ海軍に入隊し、5か月後に海兵隊に転属。1945年2月の硫黄島上陸作戦に衛生兵として参加した。同年9月、占領軍として佐世保に進駐。1946年4月除隊。その後、カリフォルニア州立大学サン・ホセ分校に入学、警察行政を学ぶ。卒業後、サンタ・クルス警察に27年間勤務した。退職後は、カブリロ・コミュニティー・カレッジで警察と法律に関する分野を教える
奥田宏[オクダヒロシ]
精神科医、医学博士。1956年大阪府高槻市に生まれる。金沢大学大学院医学研究科博士課程修了。石川県立高松病院医長を経て、2001年に医院開業。2004年から金沢工業大学大学院心理科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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