内容説明
信号処理に対するニーズは広範な分野の、そして初心者から熟達した研究者まで種々なレベルに広がっている。その要望に応えるには本書は汎用性があり、しかも難しすぎてはいけない。信号処理の方法には大別すると、信号や雑音を与えられたままにみる立場と、その信号や雑音を生み出している根源のメカニズムをモデルとして想定してかかる立場とがある。本書においてもモデルを想定している箇所は少なくないが、そのモデルのレベルは特定の分野に深入りすることをできるだけ控えて、いろいろな分野に通用するようにつとめた。説明も理論的基礎を完備する代りに直観的理解を助ける方向に傾けた。さらにまずは実践という向きにはただちに使ってもらえるように基本的アルゴリズムのプログラムリストも付け加えた。
目次
第1章 序論
第2章 フーリエ変換とサンプリング定理
第3章 不規則信号
第4章 高速フーリエ変換と高速ウォルシュ変換
第5章 相関関数およびスペクトルの推定
第6章 線形予測法
第7章 ケプストラム解析
第8章 バイスペクトル解析
第9章 動特性の推定
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