内容説明
人間の一生は社会現象である。時代と場所によって制約される。人生は十人十色であるけれども、一定の社会構造の内部で展開される人生には共通の特徴がある。本書では、近・現代の日本社会における人間の一生の特徴と、それが戦後の、あるいは近年の社会変動によってどのように変容してきたのか、そしてどのように変容しようとしているのかを論じている。
目次
1 近代日本における「人生の物語」の生成
2 実家を失った世代の「実家」
3 子と出会いたい―出会いの期待と生殖補助医療の現在
4 職業との出会い
5 職業との別れ―定年退職をめぐるヤング・オールドの選択
6 インターネット・コミュニティにおける新しい組織形態
7 死生観のゆくえ―死と出会う日本社会
著者等紹介
大久保孝治[オオクボタカジ]
1977年早稲田大学第一文学部人文専修卒業。1986年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了(社会学専攻)。1987年早稲田大学文学部助手。1991年放送大学助教授。1994年早稲田大学助教授。1996年早稲田大学教授、現在に至る
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