内容説明
計測技術への入門と計測技術の基盤である標準技術を解説。入門の部分では、技術の基礎を示し、計測の全体像を示すことを重視した。計量標準や不確かさに関する議論も扱っている。改訂版では、計量標準の単位がメートル条約体制下で2019年5月決議されたこと(SI基本単位の改訂)を機会に、その内容の紹介と産業・社会への影響を取り上げた。
目次
1 計測とは
2 計測の社会的役割と実例
3 計測システムの構成―知るための仕組み
4 計測の質を高める仕組み
5 計測の評価と限界―不確かさ、精度、不確定性
6 単位と計量標準
著者等紹介
山〓弘郎[ヤマサキヒロオ]
1956年東京大学工学部応用物理学科卒業。1956年株式会社横河電機製作所入社。1971年東京大学工学部講師(非常勤)兼任。1972年工学博士(東京大学)。1974年株式会社横河電機退社。1975年東京大学教授。1993年東京大学名誉教授、横河電機株式会社常務取締役、技術担当。1995年株式会社横河総合研究所取締役会長。2000年株式会社横河総合研究所研究理事。2003年横河電機株式会社、株式会社横河総合研究所退職。1989~1990年計測自動制御学会会長
田中充[タナカミツル]
1972年東京大学理学部物理学科卒業。1977年東京大学大学院理学系博士課程修了。1977年通商産業省(現経済産業省)計量研究所入所。1999年通商産業省計量研究所計測システム部部長。2001年独立行政法人産業技術総合研究所(産総研)計測標準研究部門部門長、国際度量衡委員会選任(~2012年)。2004年産総研計量標準総合センター(NMIJ)代表(~2008年)。2006年産総研標準計測分野コーディネーター(~2012年)。2012年産総研フェロー(~2015年)。2015年一般社団法人ファインバブル産業会(~2020年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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