内容説明
本書では、情報科学を“computer science”に近い意味にとり、情報処理の基礎となる問題について解説した。具体的にはオートマトンと論理が中心である。
目次
1 集合、関係
2 言語とオートマトン
3 正規表現
4 プッシュダウンオートマトン
5 アルゴリズムとTuringマシン
6 言明論理
7 述語論理
8 公理系
9 線形オートマトン
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハンギ
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基礎とは言うが、レベルはかなり高い。集合論→グラフ理論→半群→有限オートマトンの話になるが、ブール代数の計算が分からないと本当には分からないかもしれない。(ブール代数は0と1を使った行列計算のこと)その他には記号論理学、述語論理などが出てくる。有限オートマトンはメモリと同じように振る舞う、という話が書いてあるが、コンピュータの概念そのものは数学的な所産なのだと気がつく。他の概念や論文のパッチワークみたいで、一貫性にかけるように見えるけど、有意義な話があると思う。僕にはかなり難しかったが。。2013/03/10
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