内容説明
本書では、具体的な業務への適用例を通して、AI手法とその適用の仕方をわかりやすく説明します。特に、コンピュータに知識を「学習」させるための技術に注目しました。そして、学習技術を応用したAI適用手順を、園芸作業にたとえながらわかりやすく説明します。AIの予備知識がなくても本書を読めるように工夫しました。また、本書ではAI適用の具体的な例題として「マンパワー配分」を取り上げます。AI手法を適用して,新規に入ってきた仕事に、各種の制約を考慮しながら必要なマンパワーを割り付ける作業を自動化するまでの過程を本書全体を通して説明します。
目次
入門編(AIの基本;AIの適用;AI適用を楽しく進めるためのパソコンソフト;AI手法をマンパワー配分の自動化に適用する)
応用編(どんな木を育てようかな―属性と目標概念の定義;水をたくさんくんできて―事例データの収集;決め手は土づくりにあります―背景知識を整理する;早く芽を出せ―事例データからルールを学習する;風雨に耐えてこそ一人前―ルールをテストする;栽培トラブル110番―ルールを洗練する;しっかり根をおろした「ちし木」―ルールによる推論;3人寄って大樹の「ちし木」―ルールの改善)
付録 AIについてさらに知りたい人のために