内容説明
音声コミュニケーションでは「話す」と「聞く」を一連の過程として考えることが必要となる。また、脳は「話す」と「聞く」の両方に中心的役割を持つ。これらを踏まえ、脳科学の観点から音声コミュニケーションの仕組みを紹介した。
目次
第1章 音声生成と知覚の仕組み
第2章 発話から音声知覚へ
第3章 音声生成における聴覚フィードバック
第4章 乳幼児の発達における音声知覚生成相互作用
第5章 脳における音声の知覚と生成―言語の加齢変化と失語症
第6章 音声脳科学研究の課題と今後の展望
著者等紹介
廣谷定男[ヒロヤサダオ]
1999年東京理科大学理学部第一部応用数学科卒業。2001年東京工業大学大学院総合理工学研究科修士課程修了(知能システム科学専攻)。日本電信電話株式会社勤務。2006年東京工業大学大学院総合理工学研究科博士課程修了(物理情報システム専攻)。博士(工学)。2007年~08年ボストン大学客員研究員。2017年NTTコミュニケーション科学基礎研究所主任研究員(特別研究員)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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