目次
1章 メタマテリアルとアンテナ(物質の巨視的電磁特性とメタマテリアル;メタマテリアル素材とその特性 ほか)
2章 電磁界およびアンテナの基礎(基本電磁法則;平面波 ほか)
3章 CRLH伝送線路(右手系伝送線路;CRLH伝送線路 ほか)
4章 メタマテリアルベースアンテナの設計(分散特性とアンテナ;アンテナの小形化とその設計事例 ほか)
5章 メタサーフェス(周波数選択板;自己補対メタサーフェス ほか)
付録A 物理定数と物質の電気定数
付録B 導体ストリップと細線導体
付録C 2端子対回路網
付録D ベクトル公式
付録E 数値積分
著者等紹介
宇野亨[ウノトオル]
1980年東京農工大学工学部電気工学科卒業。1985年東北大学大学院博士課程修了(電気及通信工学専攻)。工学博士。1985年東北大学助手。1991年東北大学助教授。1994年東京農工大学助教授。1998年東京農工大学教授
道下尚文[ミチシタナオブミ]
1999年横浜国立大学工学部電子情報工学科卒業。2004年横浜国立大学大学院博士課程修了(物理情報工学専攻)。博士(工学)。2004年防衛大学校助手。2007年防衛大学校助教。2012年防衛大学校講師。2014年防衛大学校准教授。2021年防衛大学校教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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makio37
6
仕事読み。角周波数ωと波数k(=2π/λ)の関係を表した分散ダイアグラムの理解が重要になる。位相速度は原点Oから分散曲線上の点Pに引いた直線OPの傾きω/kによって与えられ、群速度は点Pの傾きdω/dkに等しい。左手系領域では右肩下がりの曲線になるため、位相速度と郡速度の符号が逆になる。理屈は分かった気になっても、位相の進行方向とエネルギーの進行方向が逆になるイメージがいまだにできない。本書では応用例としてより一般的なメタサーフェスについても解説してあり、非常に参考になった。2022/04/03
株式会社 コロナ社
1
コロナ社書籍詳細ページ https://www.coronasha.co.jp/np/isbn/9784339009484/ 読者モニタレビュー一部 ~第1章〜第3章では,メタマテリアルベースアンテナの設計に必要な知識を数式ベースに順を追って解説がなされている.第4章では,メタマテリアルベースアンテナの設計について,各種アンテナについて数多くの図を用いて,イメージがしやすいように工夫しながら解説がなされている.第5章では,メタサーフェスに関する解説がなされている.~2021/10/07