出版社内容情報
大坂入城を果たした真田幸村は、十勇士とともに真田丸の建設をいそぐ。豊臣家の存亡をかけた最後の決戦の火ぶたが切って落とされる!
内容説明
大坂城に入城した真田幸村は、十勇士とともに真田丸の建設をいそぐ。そして、豊臣家の存亡をかけた最後の戦いが始まる。
著者等紹介
小前亮[コマエリョウ]
1976年、島根県生まれ。東京大学大学院修了。専攻は中央アジア・イスラーム史。2005年に歴史小説『李世民』(講談社)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
92
読みたいけど読みたくない、だってラストが…。という思いで読んだ最終巻。終始やなヤツだった家康も、大物はやっぱり違うな、というところを見せてくれた。この時代「生きる場所を探すことは、死ぬ場所を探すこと」。真田丸という華々しい舞台で闘う十勇士がとてもカッコ良かった。何百年もの間 何度も練り直され語り継がれた物語、子どもたちにぜひ読んでほしいと思う。2016/09/29
キラ@道北民
37
第3巻。最後の決戦。史実は変えられないので最期は見えているが、幸村と十勇士の戦いっぷりは格好良い。人を生かす忍びとなり、変わらず真っ直ぐ生きていくラストの佐助に読後感も良い。子供たちに勧めよう。2018/10/28
かいゆう
31
最終巻。最後、『とっぴんぱらりの風太郎』の忍びたちを思い出し、祈るような気持ちで読みました。自分は何の為に生きているのか?何の為に戦うのか?誰の為に戦うのか?自分にできる事は何なのか?勝ってやるとは思っていても、覚悟を決めた戦い。たとえ自分の命が終わろうとも、戦い続ける者たちのために最後の最後まで戦い抜き、無駄な死に方はしない。幸村も最後の最後まで武士だった。このシリーズは真田幸村に寄りすぎる事なく、しっかり十勇士たちが描かれていたのがよかった。2016/10/06
frosty
21
震えあがるほどの感動に包まれる本でした。幸村についていた十人の勇士。他の人にどう見えるのかは置いておくとして、優しすぎる人たちだと感じずにはいられませんでした。みんな自分を犠牲にして、誰かのために死んでいく。忠誠を誓った主君や、共に戦ってきた仲間を守ろうとして、必死に戦う。そんな物語だったと思います。思い出しただけでぞくぞくして、感想を書いている今でも鳥肌が立っているくらいです 全文はこちら→http://booktravelerfrosty.blog.fc2.com/blog-entry-22.html2016/03/17
kanki
18
大阪の陣。幸村と共に、真田丸での活躍。家康との決戦。それぞれ守りたいものがあるのだ。2023/11/30