内容説明
不運な交通事故で、下半身と左腕の自由を失い、車椅子での生活を強いられることになったCAP。ヒッピーさながら、世界中を放浪しながら、主に、旅作家として活動している高橋歩。このふたりの出逢いが、すべての始まりだった。仲間たち、そして母親と娘ふたり、20代~70代の男女15人…キャンピングカーとハーレーで、アメリカ大陸4200キロを駆け抜けた大冒険。笑って、泣いて、パワーがわいてくる、ファンキー旅日記。
目次
エルパソ
アルバカーキ
セドナ
モニュメントバレー
グランドキャニオン
セリグマン
モハーヴェ砂漠(バグダッド・カフェ)
サンタモニカ
著者等紹介
高橋歩[タカハシアユム]
1972年東京生まれ。自由人。20歳のとき、大学を中退し、仲間とアメリカンバー「ROCKWELL’S」を開店。2年間で4店舗に広がる。23歳のとき、自伝を出すために、仲間と「サンクチュアリ出版」を設立。自伝の『毎日が冒険』がベストセラーに。26歳で結婚。すべての肩書きをリセットし、妻とふたりで世界一周の旅に出かける。帰国後、沖縄へ移住し、自給自足のアートビレッジ「BEACH ROCK VILLAGE」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Maiラピ
22
ブックレビューで<おすすめ>でなければ、たぶん手に取らなかった本。2012年には映画公開予定。26歳の時、不運な交通事故で、下半身と左腕の自由を失い、車椅子での生活を強いられることになったCAP。46歳の今、家族と仲間と憧れのアメリカR66の旅の感動記録。単純で自然な人間の感動がたくさん詰まってる本。2011/12/16
スパイク
8
旅のドキュメントブックだって。ほとんど写真。刺激的な旅であったろうことは伝わったが、読む楽しみは…。私もバイクに乗るが、延々と続くアメリカの道をバイクで走るってのはしんどいでしょう。冬は寒い、夏は暑い、雨でビショビショ。当たり前田のクラッカーなんだけど、やせ我慢してでもバイクには乗りつづけたい。2014/06/07
おおにし
6
表紙を飾る車椅子に乗った不良オヤジCAPがカッコイイ。20年前の交通事故で半身不随になり一日の大半をベットで過ごしながらも「一度でいいからアメリカに行ってハーレーでルート66を走りたい」という夢を持ち続けていたCAP。そのCAPの夢を聞いて集まった仲間たちとCAPの家族によりその夢は実現するのだが、ほとんど無計画なツアーのためトラブル続出の大変な旅だったようだ。だがそのハプニング連続の旅が逆にいろいろな出会いを生み、とても感動的なドキュメンタリーとなったのだと思う。こういう旅に憧れます。2011/10/01
のの
6
アメリカにもロックにもハーレーにも興味ないのに、読み始めたらあっという間にイエーイ!なテンションになってしまった。なんだこれちょい悪オヤジすげーかっこいい。いちいち目頭熱くなる!泣いたり笑ったり汗流したりの、計画のない旅って人生みたいで楽しい!2011/09/02
Yoko*
3
うるっときました。人に限界など存在しない。もし困難な状況でも、必ずそれには意味がある。とても温かい本*あと映画『バクダット カフェ』を知っていたので、すごく行きたくなった♪2013/02/18