内容説明
くまのこは、おばあちゃんをむかえに、バスのていりゅうじょまででかけます…。
著者等紹介
森山京[モリヤマミヤコ]
1929年東京都生まれ。広告会社でコピーライターとして活躍後、童話の創作をはじめる。『きいろいばけつ』『つりばしゆらゆら』などの「きつねのこ」シリーズ(あかね書房)で路傍の石幼少年文学賞、『あしたもよかった』(小峰書店)で小学館文学賞、『まねやのオイラ旅ねこ道中』(講談社)で野間児童文芸賞、『パンやのくまちゃん』(あかね書房)でひろすけ童話賞を受賞
黒井健[クロイケン]
1947年新潟県生まれ。新潟大学教育学部美術科卒業。会社勤務後フリーのイラストレーターとなる。雑誌「詩とメルヘン」に掲載した一連の作品で第9回サンリオ美術賞、『またたびトラベル』(学習研究社)で赤い鳥さし絵賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つくよみ
81
図書館本:久しぶりに来るおばあちゃんを、バス停まで迎えに行く予定のくまのこ。待ちきれずに一時間も前にバス停まで行ってみたものの?途中、友達の遊びの誘いを断ってバス停へ。そこでバスを待つ動物達を眺めたり、手伝ったり、起こしてあげたり、忘れ物を届けてあげたり・・・そんな、可愛らしいくまのこの様子を、優しいタッチの絵柄と色遣いで明るく描き上げた絵本。のんびりバスを眺めて待っているはずが、意外と忙しく過ごしているうちに、うとうとと・・・最後には、迎えに行ったはずのおばあちゃんに起こされて。なんとも長閑な作品♪2014/06/28
Smileえっちゃん
50
図書館本。黒井健さんの絵に誘われました。 赤ちゃんが生まれる為、お手伝いに来てくれるおばあちゃんをお迎えにバス停まで…1時間も早くから待っているクマの子のお話です。お兄ちゃん(?)になる嬉しさが伝わってきます。黒井健さんの優しい絵に癒されますね。どのページにも、ひまわりがいっぱいです。素敵な絵本です。2020/09/13
ゆか
46
すごく素敵なお話でした。おばあちゃんを迎えにバス停に行くくまちゃん。でもあまりに早く行き過ぎたために、いろいろなことがおきます。こういう風に何かを楽しみに待つと言う気持ちを忘れてしまっていると反省。隙間時間を、目一杯つめこんでしまっているもの。今の子も、きっとDSとかして、おばあちゃんを待っちゃうんだろうなあ。自分が失ってしまったものを、確認した物語でした。2016/01/07
masa@レビューお休み中
46
いやぁ、この子いい子すぎるよ。できすぎてて、どうかと思うよ。大人だから、つい歪んだものの見方をしてしまうけど、とってもいいお話。お母さんが出産で入院するから、お手伝いに来るおばあちゃんをバス停まで迎えにいく。その間に起きる出来事を描いている。気がきいて、やさしくて、勇気があるくまのこ。この子を見ているとお母さんも、おばあちゃんもいい人なんだろうなと思ってしまう。でも、今の時代ではこういうことは起こらないのかもしれないですね。それがちょっと残念なような気持ちにさせるのです。2012/06/29
kiisuke
40
「手ぶくろを買いに」の柔らかく美しい絵が見たくて探していたら、偶然見つけた黒井健さんの絵の本。「手ぶくろを買いに」のしっとり静かな感じとはまた少し違いますが、明るく子どもらしい可愛さのある絵に心が和みます。お話の森山京さんと手掛けた作品はこちら以外にも数点出版されているようで、絵とお話の雰囲気に相性のよさも感じることができました。子どもたちに読む用に図書館から数冊借りてきた中で、うちの娘が一番に手に取った絵本。一年生になってもまだまだやさしい絵本を求めているようです。今のうちにたくさん読んであげたいな。2015/10/14
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