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著者等紹介
小澤俊夫[オザワトシオ]
1930年中国長春生まれ。口承文芸学者。日本女子大学教授、ドイツ、マールブルク大学客員教授、筑波大学副学長、白百合女子大学教授を歴任。国際口承文芸学会副会長及び日本口承文芸学会会長も務める。92年より全国各地で「昔ばなし大学」を開講、98年には独自の昔話研究と実践、若手研究者の育成を目的として、「小澤昔ばなし研究所」を設立した。また、99年には季刊誌『子どもと昔話』を刊行し、昔話の研究と語りの現場を結びつけることに努めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
132
この中にはこの本の題名となっている人物が出てくる話など結構頓智的なものもあります。1ページの「仁王」という話も笑い話ですね。「嘘こき七兵衛」というのは結構内容は残酷でこれだけ悪いことをしてもいいのかなあという感じで、グリム童話を思い出しました。60強の話が収められています。最後にどこの地方のはなしかわかるのもいいですね。2017/03/11
円舞曲
19
明日、この中のお話を語ります。頑張ります!2014/11/25
ヒラP@ehon.gohon
8
タイトルの『吉四六さん』を見て本を選んだのですが、この時点からこの本に振り回されてしまいました。吉四六さんに限らない、とんち話、小噺の寄せ集め。どこかで聞いた話も、姿を変えて多数登場。これだけ凝縮されていると、勢い込んで読み始めると食傷気味になりました。面白さをすくい取るには、心のゆとりが必要だと痛感しました。手元に置いて、時おり味わう茶菓子のような本だと思います。2016/05/08
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
7
小澤俊夫さんの語りを求めて。全7巻。『 吉四六さんの生き絵 / 犬、猫、ねずみ、にわとりのお正月 / 笑う薬、年寄る薬 / けち / どうもとこうも / へへへへ / けちんぼ / 半殺し、皆殺し、取って投げ / はなせば落ちる話 / 屁こきじい / 天昇り / 馬の尻に掛軸 / こたつのとおりぬけ / ものいう猫 / ほれ薬 / 篩売り / 馬の落とし物 / 皮を着たものはいるべからず / くすりとやすり / 唐津の勘右衛どん / 庄屋を見習え / 生首の話 / ずるい馬の話 / 亀の天昇り →2020/05/16
まあやん
5
円舞曲さんに刺激されて、早速、図書館で読みました。「亀の天昇り」おもしろいですね。他にも,「篩売り」とか「くすりとやすり」とか「おろかな魚売り」とか「竹の子のかたみ」とか…、ちょっとした小話がおもしろかった。でも、おもしろい話って語るの難しいんですよね。2017/01/22