出版社内容情報
夏休み、ひいおばあちゃんの家にお泊まりにいった小学2年生のみなみちゃんは、押入れの奥にしまわれた古いノートを見つけます。それは、ひいおばあちゃんの妹、まさこちゃんの日記でした。まさこちゃんは国民学校2年生。日記には、戦争のために雛祭りを我慢したこと、お姉ちゃんが疎開に行って寂しいこと、防空壕に逃げたことなど、みなみちゃんが知らない暮らしが書かれていました。みなみちゃんは、ひいおばあちゃんといっしょに日記を読み進めながら、当時の暮らしや戦争の様子、そして原爆のことを知ります…。
『ひろしまの満月』(第70回産経児童出版文化賞産経新聞社賞)のコンビによる、原爆と戦争の悲惨さを子どもたちに伝える幼年童話。