著者等紹介
古川薫[フルカワカオル]
1925年、山口県下関市に生まれる。山口大学卒業。山口新聞編集局長を経て文筆活動に入る。1991年、『漂泊者のアリア』で第104回直木賞を受賞する
岡田嘉夫[オカダヨシオ]
1937年、兵庫県神戸市に生まれる。1971年から、さし絵の世界に入る。1973年、『その名は娼婦』他の作品で講談社出版文化賞(さし絵部門)を受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
閃
3
桂小五郎…シリーズ七作目。ここまで来ると吉田松陰、高杉晋作、坂本龍馬とリンクしているのが分かって楽しかった。高杉晋作の関連書籍は多く読んだが、桂小五郎ははじめて故か、学ぶことも多かった。2010/09/21
紺野ひさ
3
一応児童書なのですが、とても楽しんで読めました。美形、美形、と連呼されている桂さんが面白かったです。あまり詳しく描かれているわけではないのですが、私はツボでした。桂さんの入門書のような感じでしょうか。とても面白いです。因みに、タイトルの「憂い」は憂国の憂いだそうです。2010/07/05
なつきネコ@たくさんの本に囲まれてご満悦な化け猫
2
読み終わったあとで、桂小五郎の写真を見るとハンサムでした。あれで嫁に逃げられているって信じられない。副名が恥ずいなと思ってたら、シリーズ中で一番ましだった。海舟のわが青春のポセイドンって、腹がよじれる。しかし、中身は普通によめた。ほとんど知ってる知識だったが、纏められるとこうだったなと思う。現代では桂小五郎は逃げの小五郎で有名だけど、逃げたって言っても、あの新撰組から逃げ切るのはすごいよな。さらに、若い頃の人間関係に恵まれている。剣や西洋技術の一流の先生に私事できて。だからやり切った所はとんでもないな。桂2014/08/23
にき
0
(図)引き続き、舞台『まほろばかなた』予習に。この前に読んだ高杉本より、物語調が強かったかな?それはそれで前半楽しかったけど、志士としての桂により焦点が当てられていたせいか、後半生がざざっと流され気味だったような気がしなくもない。2014/04/06