出版社内容情報
モグラはどんな生活をしているのでしょうか……。モグラの生態を楽しく紹介するとともに,土に関わる人間のくらしを考える。 小学校中学年~高学年
内容説明
地面の下で生活するモグラ。そこは、なにもみえないまっくらな世界です。モグラはいったいどんな生活をしているのでしょう…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
100
もぐらの穴掘りは1メートル3分から30分。なわばりは400から200平米。むし、みみずを食べる。こうべもぐら、ひめひみず、ひみず、あずまもぐら、みずひぐら、さともぐらなどの日本のもぐらと、ほしばなもぐら、ロシアジヌマンなどの紹介あり。モグラが田畑を荒らすかどうか、もぐらの問題なのか、人間の認識の問題なのか。 2013/12/05
Y2K☮
39
幼少時から密かに憧れている生物。大きいものでも体長約17センチ。地面の下にトンネルを幾つも掘り、巣やトイレや食料貯蔵庫を作る。行動範囲が狭く、縄張り意識も強い。カフカが地中に住むモグラだか虫だかが主人公の話を書いていたのを思い出し「分かるなあ」と薄ら笑い。農家の人から嫌われてるが、実は肉食で野菜や農作物は食べない。人と同じ哺乳類でもある。毎日くたくたになるまで働き、食欲はかなり旺盛。食べる為に身体を動かし、動く為に食べる。それでいいんだ。命なんて殊更難しいものじゃない。思った通りモグラは人生の達人でした。2016/02/09
たぬこ
11
モグラ②冊目。こちらは絵本。静岡県のけんぞうさんの庭に住んでいるアズマモグラの「けんモグ」が語り部。けんモグの縄張りが絵になっていて、祖母の庭の地中にもこんな巣があるのかな?とワクワク。(地域から考えてきっと、アズマモグラ)家の下は、掘るには土が固く、餌のミミズや虫も少ないだろうから、そちらへ行かないんじゃないのかな??害獣駆除の会社はモグラ→ネズミのもんだいを訴えているけれど。 「日本の農村100年のようす」も、勉強になる。「これは、わしたちモグラのもんだいではなく、人間の方のもんだいである。」2022/03/05
bros
8
息子読み聞かせ。もぐらのもんだい、のところでは、昔の職場の窓越しに見える庭が一面の芝生で、時期になると、もぐらのお山がこんもり出来上がっていたことを思いだし、息子に話した。さすがかこさん!もぐらたたきの話から、日本の社会化現象、環境と段々話が、広がり深くなってる。でもそれもわかりやすく自然に入っていける。やっぱりここまでできるのはかこさんだから。もんくも納得です。もぐらはてっきり光を浴びると死んじゃうと思い込んでた(((^_^;)ちがうのね(笑)2015/03/20
こどもふみちゃん
6
モグラについて知らなかったことを知ることができました。小学生向け。1年生位から。6・7・8・9・10歳向け。2011/04/05