内容説明
人生をさかさまに生きられたら、人はもっと幸せなのに…。そうすれば人は皆、あたたかな部屋の中でママかパパのおなかの上で一生を終えられる。やわらかな朝のひかりを待ちながら…。コレッタ・スコット・キング賞、マイケル・L.プリンツ賞受賞作。
著者等紹介
ジョンソン,アンジェラ[ジョンソン,アンジェラ][Johnson,Angela]
1961年、米国アラバマ州生まれ。オハイオ州のケント州立大学を卒業直前に中退。子どもに関わるさまざまな仕事をしながら、作家を目指す。1989年以降、子ども向けの絵本、詩、物語を多数発表。子ども向けの初の物語、“Toning the Sweep”、『天使のすむ町』、『朝のひかりを待てるから』で計三回コレッタ・スコット・キング賞を受賞。『朝のひかりを待てるから』は、2004年度マイケル・L.プリンツ賞も受賞した。現在は、オハイオ州ケントに在住
池上小湖[イケガミサコ]
大阪生まれ、ニューヨーク育ち。京都薬大、マサチューセッツ薬大大学院卒業。薬剤師、研究開発職、医薬翻訳、児童書翻訳など。兵庫県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
6
【図書館のYAコーナーでなく児童書コーナーにて】印象的なタイトルに惹かれて。16歳で父親になったら・・・。10代の妊娠を描いた作品のなかでも珍しく少年の視点で書かれた本。現在と過去が【あのころ】と【いま】で交互に語られていて、いつも、少年の混沌とした胸の内が透けてきそうです。『天国』と名付けられた小さな町で暮らす少年と赤ちゃんのふたりを待っているもの・・・少年の視点で語られる理由が明らかになる頃、タイトルに込められた思いに気づき、胸に迫るものがありました。2011/10/22
Michiyo Kobayashi
2
同年代の子を持つ親として、思うことは様々。とても250文字では言い表せません。 ただ、赤ちゃんにとって必要なのは、ただ愛だけなのだと思います。 ティーンエイジャーに向けた性教育のあり方、もう一度見直すべきなのでは?と思います。SEXありきで、避妊、性病予防に力をそそぐのは、間違いだったのでは?2013/06/07
にま
2
16歳にして未婚の父親となってしまったボビー。イマドキの少年ボビーが自らの視点で語る【あのころ】と【いま】。最後に明かされる真実とボビーの選択にジーンとしました。YA作品としておすすめです。2009/03/31
dumpty
2
泣いた!朝のひかりを、待てるのです。2006/12/21
よちっち
1
16歳の少年が父親になった日々のお話。物語が暖かくて、その街に私自身が溶け込んでいくようだった。うまくいかなくたって良くて、そこに愛が有れば良いと教えてくれる温かなお話。2022/07/08
-
- 電子書籍
- 【単話売】王子様なんていらない 14話…
-
- 電子書籍
- とっても!ラッキーマン 4 ジャンプコ…