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出版社内容情報
かあさんが恋人のイングベとくらすことになり、12歳のシモーネはいっしょに引っ越すことになった。かあさんは愛犬キルロイを前の家に忘れてしまい、シモーネは手違いから男の子シモンとして新しい学校に入ることに。病院に入っていたおじいちゃんもやってきて…。 小学校高学年~
内容説明
がむしゃらで魅力的なおばかさんたち!なんでもかんでも忘れるおっちょこちょいのかあさん。死ぬために療養所からもどってきたおじいちゃん。手違いから男の子に変身したシモーネ。ウルフ・スタルクの児童文学における出発点となった記念碑的作品。
著者等紹介
スタルク,ウルフ[スタルク,ウルフ][Stark,Ulf]
1944年スウェーデンのストックホルムに生まれる。絵本『ぼくはジャガーだ』の文章で1988年にニルス・ホルゲション賞を、1993年にアストリッド・リンドグレン賞を、1994年に『おじいちゃんの口笛』(ほるぷ出版)でドイツ児童文学賞を受賞。スウェーデン在住
石井登志子[イシイトシコ]
1944年生まれ。京都在住。同志社大学卒業。京都在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
9
読書会【テーマ 伝えていきたい子どもの本】 おすすめリスト (中学生) シモーネは転校初日に先生から「転校生のシモン・クロールくんです」と、間違った名前で紹介されました。名前を間違えられただけではなく、シモーネは実は女の子…もう男の子のふりをするしかありません…。2014/04/15
ヒラP@ehon.gohon
6
思春期の少女の破天荒なコメディですが、とてもほろ苦さも感じさせる作品でした。 明るさいっぱいで、シモーネにぶつかってくる母親は芸術家。 どうもうだつの上がらない新しい父親のイングベ。 娘のところで死にたいと病院を抜け出してきたおじいちゃんは婦人用ブーツを履いて登場。 そして、転校先の学校で、シモーネは男の子に間違われてシモンになってしまいます。 隣の席になったイサクと繰り広げるドタバタ喜劇は、止まるところ知らずですが、思春期の女心が見え隠れ。 スリリングな展開で一気に読み終えてしまいました。 2011/08/20
lovemys
5
スタルクの本を読むと、一瞬にして幻想的な世界へとトリップしてしまう。読んでいるのに音楽を聴いているかのような感覚。スタルクの言葉達に包まれて夢心地になり、現実と幻想の狭間にいるような感覚に陥ってしまう。クスッと笑えて、でも泣けて、気が付くと泣き笑いしている。思春期の子どもから大人へと変化していく微妙な状態を美しく描き、何でも悲劇的にとるこの世代、でも何でも楽しめてしまうYAの、忘れかけていた気持ちを思い出し、くすぐったいような気持ちよさを感じてしまう。何でもない日常を生きていくことの大変さ、苦しさを(続)2015/04/29
四男の母
4
シモーネが男の子に間違われて、本当はやりたくないのにおかしなことをやってしまうのがおもしろかった。でも、ちょっとせつない。おじいちゃんが素敵だった。2017/11/14
フェアリー
1
母親の恋人との同居のために引っ越して転校するシモーネ。転校先の学校では、何の手違いからか、シモーネSimoneではなく、語尾にeがないシモンSimonという男の子だと勘違いされてしまう。 訂正しそびれたシモーネは、家庭では今まで通りの普通の女の子として振る舞う。物心ついた時から父を知らないシモーネにとって、父親でもあり神様でもあったおじいちゃんは、人間は、おめでたいがむしゃらなばかと、用心深く無感動な利口者の二手に分かれ、それぞれの生き方をするしかないと言う。 2011/09/26




